#78 北の窓から見える山並みが綺麗だから。丹沢の温泉へ

【岸田 壮史】

こんにちは、かなり冷え込んだ朝に窓から北側の景色を見ると、丹沢山系の山には雪が降り積もり、いつもと違う表情に。ちょっと仕事が落ち着き疲れた体を癒してみようかと、団地から見える山の位置を地図で調べてみるとやっぱり「温泉」の文字が。神奈川に来て、歳をとるにつれ時間があれば温泉、疲れたら温泉、温泉に恵まれた場所にある二宮にきたのが最後、人生の終わりを温泉で迎えるまでこの温泉ライフは続きそうです。

というわけで、私が向かった温泉は丹沢山系の大山の麓付近にある七沢温泉。二宮団地から（何度も登場する）小田原厚木道路で北に向かい、走り始めてから15分厚木西インターを降りてさらに15分ほどで到着する場所（団地からは30分ほどで到着）。近くに来れば温泉街の雰囲気が漂っており、さっきまで団地にいたことを忘れるような街並みに。丹沢の峠道に差し掛かったところに私の行きたかった温泉「山水楼」が現れる。

この辺りの温泉を調べてみると、アルカリ性のお湯が特徴で、この山水楼は特にアルカリ成分が強いとのこと。温泉のアルカリ性はクレンジング効果が高く、お肌の油汚れを落としてくれる効果があるようです、オッサンになって油分は減ってきているけど体には良いだろうとお湯にしばらく浸かり、最近あった嫌なことを油とともにお湯に流したのでした。ヌルッとしたお湯がとても気持ち良い。

薪ストーブのあるラウンジ（雰囲気がめちゃめちゃ良い）でポカポカの体を休めながら近くに何かが

ないかと調べていると、どうやら近くにダムがある模様。普段は割とこじんまりした建築を作っているので、土木スケールの構造物がたまに見たくなるんです。

車で走ることさらに北に15分峠道をクネクネと通ると大きな湖が！、ここが宮ヶ瀬ダムだとすぐわかる。ダムの下まで行けるらしく、デカイ構造物見上げ願望が抑えられず、下までロープウェイのような乗り物で降りる。（150mとかなりの高さでした）下から見上げる宮ヶ瀬ダムはそれはそれは大きく迫力満点でした。今の時期１日に二回観光放流と言ってダム上から水を流すらしいですよ。次回は見てみたい！夕暮れの景色を楽しみながら帰路へ。

途中黄金井酒造という東丹沢の酒蔵で作られる相模ビールを手入れて、家で乾杯。半日と掛からなかったショートトリップ。最高でした。