2019年11月30日ダイヤ改正
2019.12.01 02:59
▲今回のダイヤ改正を象徴するような一枚
11月30日のダイヤ改正により、埼京線は相鉄線との相互直通運転を開始しました。
ほとんどの列車が新宿発着で、朝夕の一部が武蔵浦和や川越まで直通します。
相鉄の車両は新宿以北に乗り入れてくることはありません。
日中は30分に1本の間隔で運転されます。
新たに停車するようになった武蔵小杉駅は、3番線と4番線ホームだけでさまざまな方向へ行ける名鉄名古屋を彷彿とさせる状態になっています。
いっぽう当の埼京線区間では、これまで毎時6本運行されてきた各駅停車大宮行のうち半数が武蔵浦和止まりに。
以北の各駅停車しか停車しない中浦和・南与野・北与野の3駅が20分間隔になってしまうため、その3駅に新たに快速(毎時3本運行)が停車するようになりました。
このため、以北区間として該当し、かつ快速が元より停車していた与野本町駅は日中毎時3本の単純な減便となっています。
ふだんの埼京線利用客からすれば、相鉄の都心へ直通したいというエゴイズムに巻き込まれたと言っても過言ではない今回の改正。
特に改善点として叫ばれているのは、大宮・武蔵浦和からの新宿止まりと海老名からの新宿止まりを1本の列車として運行させるべきだという点です。
「相鉄線方面」などと堂々と表記されても、日中はそもそも1本で行けず、減便や武蔵浦和止まりの急増などの不便さから生まれる意見だと思われます。
相鉄直通は大歓迎なのですが、個人的には次回のダイヤ改正で何らかのアクションが起こってくれればいいなと願うばかりです。