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aya's lounge

神霊矢口渡@歌舞伎座

2019.12.03 13:42

こんばんは。


昨日は久しぶりに歌舞伎座で’めでたい焼き’を食べました。

変わらない物がそこにあるとホッとします。

いつまでも楽しめるといいなぁと思いました。


さて、歌舞伎座夜の部のお話。


上演は白雪姫だけではありません。

その前に「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」があります。


私はこの演目にご縁がなく、

最近では国立の歌舞伎鑑賞教室で壱太郎さん、

自主公演で尾上右近さんが演じていますが観ていません。


先月は小倉の平成中村座で七之助さんも演じていました。


拝見して、観ていないことを激しく後悔しました。

梅枝さんのお舟にとても感動したからです。


渡し守の家の娘、お舟が、

身分違いの恋をして身を滅ぼす。


一目惚れをして華やぐも一瞬で、

結ばれることができないことを知ります。


恋しい人の命を狙うのは極悪非道な父でした。

それに父はお金欲しさに、その兄を殺していたのです。


来世で一緒になれることを信じて、

お舟は命をもって恋しい人を守り、

父に改心を求めます。



梅枝さんは初日とは思えないほどの熱量でした。

恋する瞬間の初々しさ、可愛らしさ。

何だか圧倒されてしまいました。


そこからグイグイ迫っていく様子も可愛かったです。

ほのかに色気もあり美しかったです。


好きな人を守ろうと決心してからの強さ。

父と対峙する場面の強く美しいこと。


海老反りの肩から首のラインが色っぽくて、

鳥肌ものでした。


太鼓を叩いた時の表情は、

女性として惚れ惚れするくらいカッコイイ。


初めは想像もできないほど、

お舟は優しく激しい女性でした。


父への想い、好きな人への想い。

とても切なかったです。


お舟に好かれる新田義峯は、坂東亀蔵さん。

スッキリして品があって男前!


恋人の傾城うてなは、児太郎さん。

大人の女性という感じで艶やか。


二人の関係を妄想してヤキモキするお舟が可愛いです。


お舟の父、渡し守頓兵衛は松緑さん。

いかにもお金持ち風情で貫禄ありました。


立ち姿が怖くて、いかにも悪人(笑)

お舟の願いを聞かず、攻め続ける姿は本当に恐ろしかったです。


観終わって切ない余韻です。

一瞬の出逢いで人生が変わってしまう。

ドラマティックでもあるけど、心が痛いお話でした。



観ながら猿之助さんでも観たいと思いました。

こういう女性のお役は真骨頂だろうなぁ。。


1991年に国立小劇場で、

2005年に亀治郎の会で演じているみたいです。

他にもあるのかわかりません。


今年、壱太郎さんが演じた時に前半を指導したのは

猿之助さんでした。


どんなお舟だったのか。。

いつか観てみたいです。


いろんな妄想も楽しめた神霊矢口渡でした。


でも、やはりHappyな結末のほうが好きかも。

切なすぎます。。



有難うございました。




aya。