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のらくらり。

【R18】strawberry sex

2019.12.03 23:54

しょたウィルイスがお互いにフェラしあう。

ルイスが頑張ってウィリアムにフェラするシチュエーションがだいすき。


「怖くないかい?ルイス」

「っん…だい、じょうぶ、です…ふ、ぁ」


ウィリアムの首に両腕を回したルイスは与えられる快感に瞳を閉じてただ耐える。

快感に耐える、というのもおかしな表現だが、どうも本来の性分なのかルイスは大っぴらに快感を得ることが出来なかった。

ウィリアムの愛撫に感じていない訳ではなく、理性が僅かでも残っているうちはどうしても羞恥が勝ってしまうらしい。

現在も自分に触れる兄に縋りつきながら、体中から伝わってくる甘く痺れるような快感に声を漏らさないよう唇を噛みしめていた。

そんなルイスの姿は日頃の凛とした姿との対比により堪らなく可愛らしく見えて、ウィリアムは一等気に入っている。

まだ過ぎた快感を受け止められるほど思考が溶けていないのだろう。

段々と乱れていく姿はとても扇情的で、ある一点を超えれば恥じらいながらも懸命に「気持ちが良い」と訴えかけるようになる。

清廉な気配を纏うルイスが色香を醸して艶やかに変化する様を見るのは気分が良い。

一から快感を教えこんできた甲斐がある。

ウィリアムは過ぎた快感を恐怖と捉えていないことを確認してから、ルイスの赤らんだ頬を見て口角を上げた。


「じゃあ、気持ち良いかな?」

「ぁ、んっ…は、はぃ」

「そう、良かった」


少しだけ体を離してルイスの顔を覗き込むように問いかければ、まだ恥じらいを残した表情で視線を彷徨わせながら肯定される。

滑らかな肌をした左頬に擦り寄りながら耳元にキスをして、ルイスの視界に入らない場所でウィリアムは笑みを深めた。

耳に直接囁き、首筋を舐め、薄い胸を柔らかく揉んだだけで確かに快感を拾っている。

だが、まだ淡い。

ルイスの体が感じやすくなるよう教え込んだのはウィリアムだ。

ウィリアムがそういった意思を持ってこの体に触れれば、途端にルイスは快楽を実感してしまう。

そしてルイスは兄によって作られた己の体を嬉しく思いながら、心のどこかではしたないと思ってしまう。

そんなルイスだからこそ、何度も体を重ねた今でもこうして愛らしく恥じらう姿を魅せてくれるのだ。

今はまだ快感を拾い始めたばかりの段階で、これから恥じらいが薄れてもっと乱れた姿を魅せてくれるのだろう。

淡い快感を拾っているルイスの理性を飛ばすため、ウィリアムは薄く開いた唇に口付けながら手を動かした。


「ひ、ぁ…や、あぁ、」

「ふふ…色付いてきたね、ここ」

「んぅ、言わ、なぃで…ふ、ぁん」

「どうして?恥ずかしいのかい?」


緋色の瞳を楽しげに細めてルイスを見れば、言葉などなくてもその表情だけで全てが伝わってくる。

兄によく似ていると言われる弟の顔立ちが、このときばかりは似ても似つかないほど蜜のような誘惑に満ちていた。

今もからかうようなウィリアムの言葉に、拗ねたように表情を変えて唇を尖らせている。

そのむっと寄せた眉を宥めるため、ウィリアムが眉間から鼻筋にかけて流れるようなキスをすれば、すぐさま強張った雰囲気が解れてくる。

機嫌を良くしたルイスが顎を上げてキスをねだるその仕草はまるで甘えているようで愛らしく、ウィリアムの琴線を優しく刺激した。

要求されるままに深く口付け、同時に色付いている胸の突起にも触れていく。

ぴくりと跳ねた肩を視界の端に捉え、ウィリアムは尚も楽しそうに左右の突起を軽く指で弾いてみる。

口付けたままで距離のないルイスの目元が濃く染まり、合わせた唇から吐息のような声が漏れてきた。

恐らくはキスを終わりにしたいのだろう、首に回されていた腕がいつの間にかウィリアムの肩を押している。

それを拒絶するかのように、ウィリアムは強く舌を絡めて両方の胸を弄った。


「んぅ、…ふ、ぁ、んっん」


徐々に硬く芯を持ち始めた胸の突起は弾力があり、それを摘まみ上げながら胸全体を柔らかく揉みほぐす。

そうするとその刺激の強さゆえか、肩を押していたはずのルイスの腕がウィリアムを抱き寄せるように動きを変えた。

もっと、とせがむようなその腕の感触がウィリアムにルイスの現状を教えてくれる。

ルイスはウィリアムに触れられた場所から背筋に響くような快感を与えられ、思わず腰が揺れるのを自覚した。


「っふ、ぁ…にぃさん」

「ルイスはここを弄られるのがすきだね」

「ぁ、ん…すき、すきです、ふぁ」

「可愛いね、ルイスは」


もう羞恥はないだろうと唇を離せば、蕩けた瞳でウィリアムを見つめるルイスがいた。

赤みの増した唇が互いの唾液で濡れていて、開いた隙間から真っ赤な舌が覗いている。

両胸の突起を押し潰すように弄っているウィリアムがとても楽しげで、与えられる快感と目の前にある兄の表情の両方に感じざるを得ない。

自分の体に価値があるとも思えないが、ウィリアムが好んで触れてくれることは嬉しく思う。

兄を見つめてふわりと笑みを浮かべるルイスの表情は、ウィリアムの体にぞくりとした快感を与えていった。

これだけ無垢な表情を浮かべるルイスを支配できるというのは、この上ない快楽だ。


「ん、そこ嫌です…にぃさん」

「でも気持ち良いだろう?」

「ゃ、だめ…んぁ、あ」


小さな果実のように色付いた胸の突起を見て満足気に瞳を細めたウィリアムは、そのまま指で中央に位置する手術痕に指を這わせていく。

どこも真っ白で滑らかなルイスの肌のうち、右頬とこの手術痕だけは歪な感覚がする。

触れて気分の良いものではないだろうと、ルイスはこの二か所にウィリアムが触れることをいつまでも嫌う。

ウィリアムのすることは全面肯定して否定も拒否もしないルイスが必死に抵抗するので、ウィリアムとしてもあまり強要出来ず惜しい気持ちもあった。

だが愛しい弟の体の一部を愛でることが出来ないままというのも我慢ならなくて、ルイスの理性が跳んで口先だけの抵抗しかできないときに隙を見て愛撫することにしている。

ウィリアムは慈悲深い瞳を向けて、かつて弟だけでなく自分をも悩ませていた病が完治した証に唇を落とす。

健康な跡に相応しくないねっとりとした愛撫は、ウィリアムが最低限満足できるだけの短い時間だけ繰り返された。


「ルイス、腰を上げて」

「ぁ、んん、」

「そう、良い子だね」

「うぁ、にぃさん…ふ、あぅ」


続けてルイスの着ていた服を下着ごと剥ぎ取った。

現れた白く肉付きの良い太腿と快感を如実に表しているルイス自身に、ウィリアムは気付かれないようごくりと喉を鳴らす。

胸の突起と同じくらい濃く色付いている性器は震えながら緩く勃ち上がっていた。

同性の性器など目にするのは気分の良いものではないだろうが、それがルイスであれば話は別だ。

自分が与えた快感の結果だと思えば嫌悪どころか一層の愛しさが増していく。

ウィリアムに見られていることでより感じたのか、ルイス自身から音も立てずに少しばかり粘性のある精液が溢れてきた。

自分でもそれを実感したのだろうルイスは先ほどよりも頬を赤くして、瞳を強く閉じることでやり過ごしている。

それでも足を閉じたり隠そうとしないのは、今までウィリアムが丹念に教え込んできた成果だろう。

尖端から垂れた蜜が生々しくもどこか美しく見えて、随分と美味しそうに見える。

ウィリアムは自分の唇を一舐めしてから、目の前で震えるルイスの性器に顔を寄せた。


「ひっ…!?や、やだにぃさん、ぁあん、んっやぁ」


大きく口を開けて一思いに含めるだけルイスの性器を口に招き入れれば、喉が絞まるような甲高い声が上から聞こえてきた。

慌てた様子で体を起こしたルイスに構わず口内のそれに舌を這わせれば、堪えきれないかのようにその体がベッドへと戻っていく。

それでも逃げようと腰を引くのを許さず強めに吸うと、先ほど聞こえた嬌声が吐息のような甘やかな喘ぎに変化していった。

その反応に気を良くして、ウィリアムはつるりとした尖端にゆっくりと舌を這わせてルイス自身を堪能する。

抵抗しようとしても快感を誤魔化すことが出来ず、より硬く熱くなっていく様子が何とも言えず健気で可愛らしい。

口に含みきれる部分をひとしきり舐めてからもう一度尖端に舌を這わせ、強めに穴の部分を刺激して舐めてみれば、左右にあった白い足がウィリアムの頬を挟んでその快感の大きさを教えてくれた。


「んっ、ふ、ぁん、あぁ…っ」


元々ルイスの体を愛でることを好むウィリアムは、手や唇で思う存分ルイスの全身に触れることがすきだ。

当然、ルイスの快感を表す性器を愛撫することにも抵抗がない。

抵抗がないどころか、ルイス本人が綺麗に乱れて感じてくれる口淫は特別気に入っている。

舌の上でぴくんと脈打つ感触も、どこか甘く感じられる精液も、段々と硬く反ってくる反応も、その全てが愛おしくてたまらない。

唇をすぼめて扱くように出し入れすると、一際可愛らしく鳴いて乱れてくれるのだ。

その反応と人体の急所を差し出してくれていることが、ウィリアムの欲を刺激して快感に繋げている。

だが、ルイス本人としてはあまり得意ではないらしい。


「や…だめ、ふぁっ、あんん…にぃさ、はなして…っあ」


ルイスはウィリアムに全てを捧げる覚悟を決めて、文字通りその体を惜しみなく差し出しているが、一般的にはあまり綺麗ではないだろう場所を口に含まれるのはすきではない。

ましてや日頃から排泄に使う部分でもあるのだから、触れるだけならまだしも、舐められるのは気高く美しいウィリアムに相応しくないと思ってしまうのだ。

綺麗な顔をした兄が自分の下腹部に顔を埋めて己の性器を口にするのを初めて見た瞬間、そのあまりの倒錯感と快感にルイスは卒倒しそうになった。

決して気持ち良くない訳ではない。

それどころか、過ぎた快感に身悶えるのは間違いないのだから愛情すら感じている。

だがやはり、そんな厭らしい真似は完璧な兄には相応しくない。

ルイスはそう考えて何度も自分の意見をウィリアムに伝えてはいるのだが、当の本人は取りつく島もなくルイスの全身をその舌で愛撫してしまうのだ。


「やぁ、にぃさ、だ、だめ…ふぁ、ん、ん~」


両手で口を押さえて声を耐えるルイスを上目でウィリアムは見る。

ルイスの考えは知っているが、いくら可愛い弟の頼みでも聞けないことはあるのだ。

これでルイスが快感を得ることなく恐怖だけを感じているなら方法は違ったかもしれない。

だが彼の声も表情もその反応のどれもが明らかな快感を教えてくれており、ウィリアムの欲を心地よく揺さぶってくる。

互いに感じられるというのに何の不都合があるというのか。

兄に相応しくないなどというルイスの誤った考えの方を正さなければならないと、ウィリアムは考える。

そう思考を巡らせてから顔を挟み込む太腿を手で支え、滑らかな肌触りを頬で感じながら口内の性器へ優しく舌を絡めていく。

唇で扱くよりもねっとりと全体を舐められる方がルイスの好みだということは、ウィリアムも当然見抜いている。

欲をそそるスパイス程度にしかならない言葉だけの抵抗を楽しみながら、段々と蜜を溢しはじめた性器を愛おしげに頬張っては吸い付いていった。


「ん、んんっ…ぁ、にぃさ、も、でちゃ、ふっうぅ」

「いいよ」

「や、あぁっ、ぁあんっ」


ふやけてしまうのではないかと思うほど唾液を絡めて愛撫していれば、ルイスの限界が近いのも無理はない。

小さく震える様子を舌で感じたウィリアムは一度だけ唇を離し、ルイスを見上げて達する寸前の顔を目に焼き付ける。

感じやすいルイスにしてはよく耐えた方だろう。

兄の口に出したくない一心で己を制御していたルイスの気持ちなどなかったかのように、ウィリアムは一際強く尖端に吸いついて竿の部分を指で扱いてみせる。

すると途端に口内にはとろりとした液体が流れ込み、あえやかな嬌声が響き渡った。

ウィリアムにとっては甘い蜜でしかないそれを戸惑うことなく飲み込んで、一滴も残さないとばかりに指で扱いて全てを吸い取っていく。

しばらく達したばかりで柔らかく脱力した性器を口に含んだままでいると、上から息を荒くしながら小さくしゃくり上げる声が聞こえてきた。


「は、は…ぁ、に、にぃさんごめんなさ…う~…」

「上手にイけたね」

「え…」

「とても可愛かったよ、ルイス」

「で、でも、僕兄さんの口に…」

「僕が飲みたかったからいいんだよ。ルイスのは甘くて美味しい」


そんなことないです、あるよ、ないです、と他愛もない問答を続けていると、拗ねたような顔をしたルイスがウィリアムを見上げて口を開けた。


「僕も兄さんのを気持ち良くしたいです」


大方、自分の意見が通らず自分だけが快楽に溺れている状況が悔しいのだろう。

自分が感じた快楽と同じくらいに気持ち良くなってほしいと、声に出さずともその赤褐色の瞳が悠々と告げていることに気付かないウィリアムではない。

ルイスが口淫することに意義を申し立てるつもりはないが、それでも訂正すべきところはすぐに訂正すべきだろう。


「僕もルイスに触れていると気持ちが良いよ」

「僕の方が気持ち良くしてもらってます。だから僕と同じくらい兄さんにも気持ち良くなってほしいんです」


達したばかりの気怠く色香漂う雰囲気とは異なる、澄んだ瞳で言い募るルイスはおそらく言葉通り純粋な気持ちゆえなのだろう。

だが裏を読むまでもなく、ウィリアムに触れてもらうことが心地良いというその言葉はウィリアムの機嫌を無自覚に向上させた。

何気なく発した言葉の一つがこうしてウィリアムを喜ばせていることなど、ルイスは生涯気付かない。


「ルイス、僕が舐めるのは得意じゃないだろう?いいのかい?」

「僕はいいんです。兄さんは駄目です」

「どういう理屈なのかな、それは」


苦笑したウィリアムを気にすることなく、ルイスは本気だった。

ほとんど裸同然でベッドに横たわっている自分とは異なり、少しばかり襟元が乱れただけのウィリアムを見てむっと頬を膨らませてはじとりと兄を見る。

そもそも、自分がいくら嫌だと言ってもウィリアムは口淫を止めてくれないし、それならば自分も彼の意見を聞く必要はないはずだ。

そう結論付けたルイスはウィリアムの肩に手を回し、その体を支えに体を上げてベッドの上に座ることにした。

ウィリアムの足の間に無理矢理押し入ると、気を利かせた兄が自然と足を開いてくれる。

開いた隙間に体を落ち着かせたルイスは一瞬だけ躊躇する素振りを見せたが、ゆっくりと手を伸ばしてウィリアムの服と下着をずらしていった。


「…」

「ルイス、無理しなくていいんだよ?」

「無理じゃないです。…でも、その」

「うん?」

「…初めてなので、あまり上手く出来ないかもしれないです」


もう何度も抱かれてきたし、そういった関係になる前から風呂場などで互いの体を目にしてきた。

直接触れたこともあるが、こんな気持ちのまま静かにウィリアム自身を見る機会は少ない。

先ほどまでルイスに触れていたせいで硬く脈打つウィリアムの性器は、僅かばかりルイスを戸惑わせた。

だがすぐに戸惑いは消えて、代わりに痺れるような快感がルイスの体に走っていく。

疑っていたわけではないが、こうしてウィリアムの快感を目にすると嬉しさの方が際立ってしまう。

ちゃんと気持ち良くさせられるだろうかと、少しばかりの不安を覚えながらルイスはいつもウィリアムがしてくれるように両手で竿を支えて尖端に唇を寄せていった。


「ん…ルイス…」


ちゅ、とキスをしていると上から名前を呼ぶ声が聞こえてきた。

尖端から唇を離さず兄の様子を伺うためルイスが目だけで覗くと、優しく髪を撫でられる。

どうしたのかと首を傾げて視線だけで問いかければ、続けて、と先を促された。

唇から伝わる熱と感触に落ち着かない心地だったが、ウィリアムからの要求とあらば俄然やる気が出てくる。

ルイスは大きな瞳を瞬かせてから視線を戻し、大きく口を開けてウィリアム自身を咥えていく。

感じたことのない感触が口腔内の粘膜を刺激して、ただ咥えているだけなのにどこか気持ち良かった。


「ん、んぅ…ふ、ぅ」

「ふふ、上手だね」


何とも表現しがたい味がすると思ったのもつかの間、これがウィリアムの味なのだと思えばうっとりするほど嬉しかった。

さすがに甘いとまでは言わないが、ウィリアムが自分の精液を好んで飲むのも何となく理解出来る。

出来るならば僕も飲みたいと、ルイスは思う。

そのためにはまず萎えさせることなく達してもらわなければならない。

ルイスは兄の手際を思い出しながら、咥えている性器に舌を這わせていった。

デリケートな部分だからなるべく歯を当てないよう気を付けて、剥き出しの尖端を繰り返し舐めていると、言葉と同じくまるで褒めているように頭を撫でる手がゆったりと動く。

褒められたことが嬉しくて、ルイスは舌だけでなく支えている指も使って刺激を与えていった。

きゅ、きゅ、と規則的に指で扱きながら吸い付いていると、少しばかり全体が膨らんでいるのに気が付いた。

目を丸くしてウィリアムを見上げると、変わらず穏やかに微笑んではいるが先ほどよりも息が荒くなっている。

自分が与えた刺激でウィリアムが快感を拾っている様子を目にしたルイスは、全身が震えるほどの歓喜を実感してしまう。

嬉しさのあまり上目のままルイスは頬を赤らめ、ウィリアム自身を咥えながら大きな瞳を潤ませた。


「…っ」

「ん、ふ…あむ、ん」


いつだって可愛くて無垢な弟が、男性器を咥えてうっとりと自分を見上げるその様子にウィリアムは目を見開いて動揺したが、口元を手で隠すことにより誤魔化した。

しかし弟はそんな兄の様子を気にするでもなく、嬉しそうにウィリアム自身に幼いキスを繰り返している。

ちゅう、と軽やかな音を響かせるキスはむず痒いような快感を直接伝えてきた。

無垢なルイスらしい愛撫の方法だ。

だが想像していた以上の快感に、ウィリアムは眩暈さえ起こすような心地がする。

舌を這わされる直接的な快感は勿論だが、どちらかといえば視覚的な要素の方が強いように思う。

ルイスが見せる表情は全て知りつくしていると驕っていたが、どうやらそれは単なる勘違いだったらしい。

慣れない口淫以上に、快感に蕩けた表情でウィリアム自身を咥えて懸命に奉仕する姿がどうにも可愛くて仕方ない。

感じた気持ち良さ全て、ルイスが咥えるものに集中していくのに気が付いた。


「ふ…ん、にぃさん、きもちいいですか…?」

「…そうだね、とても気持ち良いよ」


ウィリアム自身から唇を離し、頬に寄せながら兄を見上げるルイスの顔は期待に満ちている。

望む返事をしてあげれば、綺麗な色をした瞳を再び輝かせて喜んだ。

唇だけでなく口元全体を唾液と先走りで濡らしながら、愛しげにウィリアム自身に頬擦りする姿ははっきり言って目の毒だ。

いや眼福と言った方が良いかもしれない。

幼い仕草と表情なのに、匂い立つような色香しか感じられなかった。


「ルイス、もういいだろう?おいで」

「え…まだ兄さんイってないです」

「君の口でイくのも魅力的だけど、そろそろルイスに触れてルイスの中に入りたいな」


はっきりしたウィリアムの物言いに耳まで赤くしたルイスは、あらぬところが疼いているのを見透かされたのかと思った。

少しずつ大きく反っていく兄の性器が普段自分を気持ち良くしてくれているのだと思えば思うほど、自分自身も震えながら勃ち上がっていく。

それと合わせて、体の奥の方が彼を求めるようにじんじんと疼いていたのだ。

ウィリアムの足元に蹲りながら口淫していたから気付かれていないはずだが、鋭い兄のことだから気付かれているのかもしれない。

ルイスは赤らんだ目元を緩ませて上体を起こし、ウィリアムに向かって腕を伸ばしてねだるように彼を見た。


「…では、僕の中で気持ち良くなってください」


気付かれているならば隠しても無駄だろうと、口淫しながら感じていた性器を恥じることなく抱きついた。

普段ならば嫌がる右頬をウィリアムにすり寄せて全身で兄に懐くその姿に、ウィリアムは表現しようのない愛しさと充実感を得て小さな体を抱きしめた。



(兄さんが僕のを舐めるのがすきな理由、少しだけ分かった気がします)

(なら今度からは遠慮なくルイスを可愛がれるね)

(え、ちが、そういう意味では…!)

(じゃあどういう意味だろう?ねぇルイス?)

(…むぅ)

(ふふ、ごめんね。からかいすぎたかな)