第2次三重遠征第2弾 庄堺橋 前編
先に重要なことを書かせていただきます。
今回のレポは、これまでのレポの中で最も危険度の高いものです。
安易に真似された場合、最悪、命に関わる事故にあう可能性があります。
もしこのレポを見てチャレンジし事故にあわれた場合、筆者は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
※ブログ移転に伴っての追記。
この物件は2021年現在、すでに撤去されているという情報が入っています。
残念ですが、在りし日の姿をお楽しみください。
調べればすぐわかるでしょうが、一応場所の特定を面倒にする為、小さな縮尺の地図にしてみました。
例によって三重遠征だってのに、滋賀県南部の探索がメインになっちゃってます(汗。
滋賀県彦根市(ひこねし)
それがこの橋のある自治体。
ひこにゃんで知られる、歴史情緒あふれる街が今回の舞台です。
それでは行ってみましょう・・・。
さてこれは件の橋ではなく、その隣にある大きめの市道の橋。
開出今橋(かいでいまばし)
・・・このよくわからんデザインは触れていいんでしょうか・・・?
とりあえず橋上へ。
なんか霧雨みたいなのが降ってるよぉ。
コンディションは悪目です。
この探索が峠なら絶対やらない天候ですが、今日の目標はここから左を見ると見つけることができます。
異形の橋
あの橋・・・、地図に記載されてるんだけど・・・。
明らかに死んでる・・・。
今、会いに行きます。
アクセスはあえて省きますが、それほどわかりにくい場所ではありません。
僕は事前情報なしでもすぐに発見できました。
まぁあたり前のように通行止めですよね。
むしろ現役ならびっくりですよ。
親柱は二本とも現存していました。
向かって右は川の名前「犬上川(いぬかみがわ)」
向かって左は・・・、
庄堺橋(しょうさかいばし)
お名前判明。
これが彼の名前です。
さて、ここから前を向いてみましょう。
この橋、絶対なんか出るぞ。
夜中に前の道を歩いてたら橋に呼びこまれそうな不気味な佇まい。
竹茂りすぎ!朽ち竹自重しろ!!
しかしこの橋にはまだ衝撃の事実が隠されています。
路盤、木製です。
万が一、物の怪に誘い込まれたら確実にこの薄い板を踏み抜いて転落決定。
この辺ならまだ痛いで済みますが、中央部まで行ったらそれどころじゃないかも。
ということは当然、僕もこの板を踏み抜けばとんでもない事態になるということ。
それを回避する為にオブローダーは様々な技を駆使します。
秘技、桁渡り!!
この橋には左右中央3本の縦桁が存在します。
橋桁は鋼鉄製、ここの上に乗っていれば落ちることは決してありません。
最も安全なのは左右の桁、なぜなら鋼鉄製の(錆びまくった)欄干を支えにできるから。
しかしここでは朽ち竹の侵入が激しく、中央の桁を使わざるをえませんでした。
ある意味、綱の見えない綱渡りです。
This is HAIKYOU!
いろいろ愚痴りましたが、僕はネット上でここを見たとき「絶対行きたい!」と思うほど、この光景に惹かれました。
これこそ廃美。
二度と人を通すことはないだろうと諦めた橋に再び人が通るのです。
後は落ちないことだけだ!!
ここからは竹の侵出も収まったので、左の桁を渡ります。
結論から言うとここまでのスタート直後が一番怖い。
真ん中の桁渡りはやはりかなり高度な技。
必要に迫られていないときはやるもんじゃありません。
しかしこれはこれで別の問題も・・・、
たっけぇ・・・。
そう、橋の端に寄るということは外の景色がよく見えるのです。
向こうに見える開出今橋から、僕は今どう見えてるんでしょうか?
結論としては、余り長くここにいてはいけないということです。