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のらくらり。

【R18】とろとろ、とろん

2019.12.04 02:32

ひたすらウィリアムとアルバート兄様に甘やかされるルイス。

甘々えっちぃ話。


何も纏わない白い体は薄暗い電球の下では青白く見え、まるで等身大のビスクドールのようだった。

少しだけ汗ばんでいる肌が人形ではなく人間だということを証明しているようで、彼が荒く呼吸していなければさぞ人間味のない生き物だっただろう。

乱れた金髪を振り払うように左右に頭を振って快感に抗おうとする姿はとても美しい。


「も、ゃ…んっ、あっ」

「どうしたの?」

「ふ、ぁ…にぃさん、も、動いて、うごいて、ください…っ」

「いいよ、動いてあげる」


座った姿勢で後ろから何も纏っていないルイスを抱いているウィリアムは、懇願するように寄せてきた頭を支えながらその腰を両手で掴む。

細い腰を強く固定して、赤く火照った耳に音を立てるようにキスをした。

そうして待ち望んでいたであろう快感を彼の最奥目掛けて与えていく。


「あ、あぁっ、ん、あっあ」


熱く絡みつくルイスの中はウィリアムの性器を絶えず締め付ける。

きゅう、と喜ぶように収縮する彼の内側はこれ以上ないほど奥までウィリアムを引き込もうと貪欲に蠢いている。

油断すれば途端に持っていかれそうになる絶妙な快感に荒く息を付き、ウィリアムは自分の膝に乗って細い体を震わせて悶える弟の耳元で囁いた。


「ねぇルイス。気持ち良い?」

「ぁ、んん、ぅあ、…」

「ねぇ?」

「ふ、ぅ…ん、い、いぃ、です…気持ち、いいです…兄さん」

「そう、良かった」


ルイスの腰を掴みじりじりと己を突き入れてあげれば、戸惑いながら本心を教えてくれた。

横顔しか見えないけれど、恐らくは快楽と羞恥が入り混じった欲をそそる顔をしているのだろう。

その証拠に気持ちを吐露した瞬間、ルイスの中が一際強くウィリアムに絡みついて離そうとしなかった。


「後ろだけじゃ足りないよね…ルイス、兄さんに触ってもらおうか」


ウィリアムはルイスと繋がっている部分に指を這わせ、更に弟の欲を引き出そうと甘く囁いた。

もうこれ以上深くは繋がれないところまでルイスの中を占領するだけでは足りない。

今以上にもっと綺麗に乱れてくれるルイスを見るためならば労を惜しまないし、どんなことだってしてあげたいと思う。

ウィリアムはルイスの耳に舌を這わせ、目の前でこちらを見ている翡翠色の瞳を持った兄に目を向けた。


「ぅ、あ、んっん…兄様、にいさまぁ…」


ルイスはゆっくりと腕を伸ばし、ウィリアムの望むままに目の前で自分達の痴態を眺めていたアルバートに呼びかけた。

先ほどまでキスを中心とした愛撫を施してくれていた長兄は、ウィリアムがルイスに挿入する間は特に何もせず愉快そうに弟二人の情事を見ていただけである。

ただ見られているだけなのにその視線がもどかしいほどに恥ずかしくて、でもだからと言ってルイスにはどうすることも出来ないままウィリアムに抱かれていた。

けれどウィリアムの命令とあらば逆らう訳にもいかないし、むしろ絶好のチャンスだ。

せっかく三人揃った状態でセックスしているのに、アルバートと触れ合えないままなのはどうにも寂しかった。

ルイスは潤んだ大きな瞳の焦点を何とか合わせ、欲を乗せた雄々しい表情をするアルバートの手を取りもう一度彼の名前を呼んだ。


「アル、アルバート兄様…ん、ぁ」

「…ルイス、私にどこを触ってほしいんだい?」

「ん、…どこでも…兄様のお好きなところを、触ってくださぃ…ふぁ、んん」


細くも引き締まった腕でアルバートの両手を取り、指を絡めて視線を交わす。

ウィリアムと繋がっているせいで身を乗り出すことは出来ないけれど、軽く手を引けばすぐ近くに来てくれるアルバートにルイスは口元を綻ばせた。

貧相な自分とは違って鍛えられた胸元に頬を寄せると手を解かれて肩を支えられる。

顔を上げて整った顔を見てみれば、艶めかしく微笑むアルバートに唇を吸われてそのまま覆い被さるようにキスをされた。

口を開くと舌で口腔内を存分に舐められ、溢れた二人分の唾液は自然と飲み込んでしまう。


「ん、ふ、…ぅん、は、ぁ」

「ルイスの希望通り、私の良いようにさせてもらうとしようか」

「ひぁ、ゃあ、あっあん、ふぁっ」

「ウィル、おまえはどうする?」

「そうですね…出来ればここを可愛がりたいのですが」

「ひっ!?ん、んぁ、そこ…あぁんっ」

「ではそこは譲ろう」


下から腰を突き上げてルイスの中を刺激しながら、ウィリアムは反らされたルイスの背を己の体に引き寄せた。

そうして触れた胸元で小さく主張している尖りに指を這わせて摘まみ上げる。

痛みのないよう、でも確実に引っ張り上げるように摘まんでいけば僅かに伸びては色付いていく。

こりこりと芯のある感触を楽しみながら、ウィリアムはルイスの胸の飾りを左右ともに弄っていった。

潰したり引っ掻いたりただ優しく撫でるだけだったり、その弄り方はウィリアムの気分によるもので規則的ではない。

だからこそ予測のつかない快感に、ルイスは声をあげて頭をウィリアムの元へと押し付けた。

始めはあまり感じることのなかった場所なのに、今では立派な性感帯の一つになっている。

まるで女性のようだとルイスは言い知れない不安を感じているが、ウィリアムの手で懇切丁寧に教えられてきたのだから当然と言えば当然の結果だった。

少しも怖がることはないと、ウィリアムは胸の肉を揉みしだくように小さな突起にはっきりとした快感を与えていく。


「ルイス、私を見なさい」

「ふ、ぁ…兄様…、ん、んぁ」


ウィリアムに後ろから貫かれ、同時に胸を弄られて悶えるルイスはアルバートの目を楽しませる。

己の内側に挿入されたウィリアム自身が奥に届くよう開かれた足はまるで欲望を見せつけているようで、揺れる性器も繋がっている部分も全てが一度に目に入る。

アルバートはルイスの薄い腹の中心にある臍のくぼみを擽るように撫でて、背後にいるウィリアムに気を取られていた末弟の意識を自分に向けるため声をかけた。

潤んだ瞳はすぐさまアルバートを映したが、一連の流れを見られていたことに羞恥を感じて視線を逸らす。

けれどアルバートはそれを許さず、ルイスの顎を固定して暗く紅い瞳を覗き込めば、彼はだらしなく唇を開けてアルバートを求めていた。

欲に染まる表情に気を良くしたアルバートは艶めいている唇に覆い被さり、ねっとりと薄い舌を舐めあげる。


「そう、良い子だ」

「アルバート、兄様…ぁ」


素直な様子を褒めてあげれば嬉しそうにとろんと瞳を潤ませるルイスが可愛くて、さてもっと気持ち良くさせてあげなければ、という使命感が湧いてくる。

ルイスの腕を自分の首に回すよう促して、アルバートはウィリアムから与えられる快感により勃ちあがっている彼の性器に手を伸ばした。

軽く触れただけでぴくりと震えるほど敏感なそこはとても熱い。


「ふ、ぁ、あぁんっん…」


真っ赤に染まった目元のまま、アルバートから目を逸らさずにルイスは喘ぐ。

アルバートはルイスが持つ零れ落ちそうなほど大きな瞳を見つめて指を動かし、とろりと流れる液体を広げるように先端から根元までをじっくりと愛撫する。

指で穴を広げるように刺激すれば猫のように甲高い声が聞こえてきて気持ちが良い。

過ぎた快感はルイスの中にいるウィリアムも刺激しているようで、アルバートは目の前にいる弟二人の快楽に蕩けた表情を楽しみながらルイスの体に触れていった。

ルイスが一番感じているであろう性器からは手を離さず、もう片手で腹の筋をなぞるように触れては白く引き締まった太腿を揉んでいく。

気持ちよさそうに喘ぐ唇に時折キスを落としつつ、細い首筋にも軽く吸い付いては跡を残していた。


「に、にいさま…ぅん、ぁ、にいさぁん」


ウィリアムに挿入された状態で彼に背中を預け、開いた足の間で勃ちあがっている性器はアルバートの骨ばった指により優しく擦られる。

合間でウィリアムから髪や耳にキスをされたかと思えばアルバートからも深く口付けられ、文字通り二人の兄の思うままルイスは抱かれていた。

甘えるように彼らを呼べば、二人の腕が優しくルイスを抱き寄せてくれる。

その腕が嬉しくて、今この英国で自分が一番幸せに満たされているのではないかと錯覚してしまうほどだ。


「なぁに?」

「ん、…すき、すきです、兄さん…兄様…」

「私もすきだよ、ルイス」

「…うん、僕も」

「ふ、ふふ…」


アルバートの首を抱き寄せ、ウィリアムの頭に自分の髪を押し当てる。

吐息すら簡単に聞こえるこの距離で幼く笑うルイスを見て、ウィリアムとアルバートは一瞬だけ呆けたように目を見開いた。

この二人はさして言葉を重要視するタイプでもないのだが、ルイスは言葉が欲しい人間だ。

まずは分かりやすく理解できるものを大事にしたいタイプだからすきだということに戸惑いはないし、同じ気持ちを返されると随分と嬉しく思うらしい。

これだけ淫らに抱かれている最中だというのにそれを感じさせない穏やかな雰囲気で、ルイスはアルバートの鼻先にキスをした。


「兄様、僕、イきたいです。…イかせてください」

「…あぁ、分かった」


懇願するようにアルバートの目を見つめ甘えてねだれば快く了解される。

その言葉を聞いた後、ルイスは後ろにいるウィリアムの横顔を見て同じように甘えた声を出した。


「兄さん、一番奥…きてください」

「…ん、一番奥だね」

「は、い…んぁ、んん」


妖艶な雰囲気と厭らしい体をしているというのに中身はとんと無垢なままだ。

自分の欲をコントロールする二人の兄へ縋るように寄りかかり、内側と外側から与えられる快感に酔いしれる。

腰を支えられて下から突き上げられる快感と、直接性器を撫でられ擦られる快感。

両方の快感を受け止めきれずに身を捩りながら声をあげて射精すれば、髪と唇にキスをされて褒められるように甘やかされた。




(ん…ぅ…)

(疲れたかい?少し休憩しようか)

(すみません…兄さん、気持ち良かったですか…?)

(勿論。とても良かったよ、ルイス)

(…良かった。アルバート兄様、気持ち良くしてくれて、ありがとうございました…)

(可愛い姿を見せてくれたね)

(兄様、今度は兄様に挿れてほしいです…)

(…少し休んでから、ね。無理はいけないよ、ルイス)