旧国道8号第3弾 福井県道204号大谷杉津線 後編
全体の行程から行くともうゴールは間近。
前編で見た敦賀側以来の、南越前町側の封鎖ゲートを目指します。
崩落の先には美しい切り通しが。
これこれ、これなんですよ。
観音坂隧道編で言った古き良き街道の光景。
また一つこの道が好きな理由が増えました。
中編最後の崩落地から先は明らかに道の状況が改善されていました。
これは廃道全般の特徴ですね。
工事用車両も入ってそうですね。
比較的最近直された崩落現場のように見えましたし。
廃道区間終了!!
ついにネット上にほとんど出回っていなかった福井県道204号現道廃道区間の完全制覇に成功しました。
大きな崩落も無く地域の人たちには利用されてるようなので、完全に廃道とは言い難い状況ですが、この光景はやはり嬉しいですね。
南越前町側から来るとこのように見えています。
一見すると行けそうですが、藪が深い所もあり、四輪車では困難なところもあります。
こちらのゲートは踏切の遮断機のように可動式でした。
この辺にも「中に入らなければならない事情がある」ということが読み取れます。
ただきっと、復活することはないんだろうなぁって気はしますが。
出た先は物凄いヘアピンカーブでした。
右の道は県道204号、左は「県道204号の連絡路」と位置付けられている町道です。
左の道は帰り通りましたが、これが県道なら狂気の沙汰っていう恐ろしい道です。
急勾配+急カーブのダブルパンチがあなたを待っています。
まぁ県道の不通区間をしおかぜラインを使って迂回しているので、こんな無理やりな道が誕生したんですが。
なにはともあれ、県道204号現道の完全制覇が目的の探索ですので、現役区間も登ります。
しかしこの勾配はなかなかきつい!足がだるいぜ!!
ちなみに奥に見えているのはこの道の起点となっている国道8号。
つまりあそこまでが国道8号の旧道だということです。
しかし現代の桟道は凄いな・・・。
昔の人はあんなとこに道作ろうなんて想像もしなかったんだろうなぁ・・・。
右には旧国道8号らしく石垣が残されていました。
廃道区間でもちょくちょく見られたこの石垣、この道がまだ春日野道と呼ばれた頃の名残かもしれません。
生きている石垣は見ていてうれしくなりますね。
到着!
国道8号現道、あの道は先ほど下から見上げた日本の道路技術の粋を結集した大桟橋となっています。
ちなみに撮影方向は敦賀側。
南越前町側は・・・、
大谷第五隧道(おおにただいごずいどう)
第五ということは当然第一まであるわけで・・・。
ここには旧道が存在しているので、こちらにレポ済みです。
さて、これで旧国道8号も第3弾を数えました。
敦賀市内もあと2区間くらいで完遂できそうです。
今年中にはなんとか!
次回は久々に徒歩系峠を攻めます。
お楽しみに!
以上、旧国道8号第3弾 福井県道204号大谷杉津線編