安倍政権が描く、1月に“桜を見る会”解散・・・
Business Journal
【転載開始】
■安倍政権が描く、1月に“桜を見る会”解散
→自民圧勝のシナリオ 2019.12.04
安倍晋三政権を揺るがす大スクープ
となった「桜を見る会」の税金私物化
問題だが、安倍首相本人が2日の参議院
本会議で一連の問題について答弁した
ことで、自民党はこのまま幕引きを図る
構えだ。
「そもそも永田町では、桜を見る会
の問題は驚くほど話題に上がっていま
せん。
特に自民党周辺では『そんなレ ベルの
低い話しで、なぜメディアは騒いでいる
のか』という風潮を感じます。明らかに
森友学園、加計学園問題のほうが党内は
ザワついていました。 当時は党内や各省、
官僚も含めて大騒 ぎでしたから。桜を
見る会に関しては、 おそらく今後決定的
な証拠が出る可能性は極めて低いでしょう
し、このまま国会閉会と共に幕引きとなる
でしょう。むし ろ、菅原一秀、河井克行の
両大臣の不祥事による辞任の任命責任問題
がうまく かき消された感すらあります」
(自民党議員)
「桜を見る会」には、マルチ商法を展開
した末に経営破綻したジャパンライフ の
元会長や反社会勢力の参加も取り沙汰され
ており、野党議員らによる追及が連日行わ
れている。 さらに「桜を見る会」の前夜祭
では、安倍事務所の後援会員たちを格安で
“接待” していた疑惑も浮上しているが、
それでも自民党内は特別問題視していない
という。
前出の議員が続ける。
「安倍首相が参加者を把握していたとは考え
にくいというのが最大の理由です。野党議員
ですら簡単に参加することが できた同会では、
いわゆる会に適さない人間が紛れこんでも、
内閣府も物理的に 精査することは難しい。そう
いった セキュリテイ面の問題は、長期政権ゆえ
の怠慢ともいえますが、首相の首を取れるよう
なネタではないでしょう。むしろ、前夜祭に
関しては、収支が政治資金収支 報告書に一切
記載されていないことが公職選挙法違反に触れ
る可能性があり ますが、その点を追及できる
メディアは限られてきます。
そういった流れからも、党内では“通常 運転”
といった感じで、対応に追われているという
雰囲気はありません。唯一、不安があるとすれ
ば、ここ数年目立っていた安倍首相と菅義偉
官房長官の関係性の悪化が顕在化していること
でしょう。 菅官房長官の色が濃く出ていた今回
の大臣人事で、ある意味では“予想通り”に大臣の
スキャンダルが続出しました。安倍首相からすれ
ば、菅官房長官の影響力を低下させるという狙い
通りだったわけですが、桜を見る会の問題で再び
安倍首相と菅官房長官の発言力は逆転する可能性
があります」
■自民党がいまだに余裕の態度のわけ
メディアや野党は「桜を見る会」の招待者名簿
の提出を求めたが、内閣府が国会に提出した名簿
は、ほとんどが黒塗りにされているという状況だ。
さらに、ジャパンライフ元会長が首相名の招待状
を宣伝に使っていたとの指摘に対して、安倍首相
は他人事のように
「桜を見る会が企業や個人の違法、不当な活動に
利用されることは決して容認できない」と説明し
ている。
証拠隠滅疑惑に対して
「資料を破棄したからわからない」と繰り返す様
は、常軌を逸した事態ともいえるほど異様だが、
それでも自民党内に余裕とも とれる雰囲気が漂う
のはなぜなのか。
「今回の一連の騒動に対して、内閣府への取材
を試みても煙たがってまともに 取り合ってくれま
せん。それは自民党内にしてもしかりです。野党側
が予算委員会の集中審議開催を迫りましたが、与党
は応じませんでした。つまり、各社の 取材方法や
焦点はかなり限定的になっています。その背景に
あるのは、来年の 解散・総選挙でしょう。現状、
1月の解散 の可能性すらあり得ます。『桜を見る会』
をめぐる騒動で安倍政権 の支持率は低下しています
が、それでも 選挙が行われた場合、間違いなく自民党
の圧勝でしょう。今の野党に対する期待値は低く、
消去法的に自民党が前回と同じ水準で議席を取る
可能性が高いとみられ ています。すでに、選挙の
準備を始めているとの声が各方面から聞こえてくる
く らいですから。もちろん、自民党内の幹部たちは
そういった状況も計算していますし、安倍政権として
はこのまま逃げ切りを図り、心機一転というのが 狙い
でしょう。実際、れいわ新選組が100人規模で出馬
させるのでは、という 話も流れています。自民党から
すれば、 脅威に感じているのは、れいわの勢いくらい
なのではないでしょうか」 (全国紙政治部記者)
今後も野党による追及は続くとみられるが、決定打
となる証拠が出てくる 可能性はあるのだろうか。
共産党関係者は、こう説明する。
「今後の焦点は、どのような経緯で 資料を廃棄した
のか、前夜祭の後援会 招待に違法性はなかったのか、
ジャパン ライフ元会長と安倍首相の関係性はあった
のか、といったことになっていきます。 ただ、現状で
安倍首相の発言を覆すだけの証拠や証言は集まってい
ません。この まま閉会して来年の解散となると、再び
安倍政権が続いていく可能性が高い。 そうならない
ためにも、野党が協力して 徹底的に安倍首相の責任を
問う必要性が あるでしょう」
2017年に発覚した森友・加計学園問題 の際には、
9月に解散へと舵を切り、 延命を図った安倍政権。
現政権の思惑通り、歴史は繰り返される のだろうか。
(文=編集部)
【転載終了】
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これだけスキャンダルだらけの政権
が総選挙後に再度多数を取ったら、
国際社会は日本国民にあきれるでしょう
ね。