うまれるとき
わたしは布や洋服が好きで
古いものもたくさん持っていて
何かつくろう
リメイクしたりしたいなと
たくさんストックしていました。
断捨離や
スペースクリアリングを知り
これを本当は手放した方がいいんだよな
いつかつくろうとおもって
何年もつくれなかったものもあるんだから
きっと わたしには必要のないものなんだよな
全部なくなったら
ものすごくスッキリするんだろうな〜
少し手放してみたりもしたけれど
全部一気に捨てるなんてできなかった
ずっとモヤモヤしていて
それは布や洋服に対する罪悪感
ものをつくる立場にいて
それ以前に
ものをつくることを
生業にしてきた両親に
わたしは育ててもらってきていて
どこかの誰が くらしをかけて
つくってくれたものを
簡単にポイと捨てることなんて
できなかった。
きれいごとではなくて
胸がざわざわして 苦しかった。
昨年 母が亡くなって
母の洋服をわたしが引き取った。
母がいつも着ていた洋服
機織りをするときに着ていた仕事服
一昨年 病に倒れる直前
忙しい最中、一度だけ
いまの家に来てくれた時に着ていた服
クローゼットごと
ほとんど持ち帰ってきて
母の体温がまだそこに残っているかのようだった
でも もう抜け殻のような気もした。
亡くなった人のものは手放してあげた方がいいということも聞いたりして
母ももうなにもいらない
と言っていたこともあって
タイミングが来た時にと
そのままにしていた
ある日 ひらめいて
夫とわたしのもう着なくなった服を
ラグにしてみようと思い立ち
つくりはじめたら
浄化されていくような
不思議な気持ちになった。
そうだ
母の服もラグにしてみよう
思い切って ハサミを入れた
つい最近まで来ていたものだったから
たまらなくなり
涙が流れたりもしたけれど
ラグになっていくにつれて
母が 解放されていくような
気がしたし わたしも解放されていった
これでちゃんと光の世界に行けるね
いままでありがとう!という
感謝と祝福の気持ちが溢れた
母のすべてを共にしたお洋服たちにも
今まで母のそばにいてくれてありがとう
という気持ちになった。
ラグにすることで
わたしはとても救われたし
楽になった。
捨てるだけでは得られなかった気づきもあった。
やっと 自分に戻ってくることができた
いま ここにいるという実感がうまれた。
あくまでも
わたしの体験なので
あなたにとって
ishikiというものが
どんな存在、体験になるかはわからないし、
なにもなくても もちろん◎なのです。
楽しそうだから
なんとなく気になるから
お洋服がたくさんあるから
というきっかけでも とっても喜びます!!
断捨離だけじゃない
浄化の方法もあるんだと
発見して
わたしが嬉しかったのです ♡
これが ishiki のはじまりです。
ここまで書くつもりなかったけれど
宇宙タイミングなのかな
自分のために ここに
記しておきます。
追記
ふと思い出したけど
持ち帰る前に
母のもの かなり捨ててきた。
それも人の手をかりてまで。
泣きながら捨ててきた。
母に奇跡が起きて
良くなって退院できるかもという
かすかな でも真剣な願いとともに
元気になった母が
また着たいとおもうかな?
というものだけ残して持ってきた
それにしても
母も捨てれない人だったので
すごい量だったのだ。
いつも触れてあげられるものだけ
そばに置いて暮らせたら
というのが 理想
我が家は夫も収集癖があるので
なかなか なのですが、、、。
モノの価値について
これからも考えていきたいとおもう。