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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

インディオの使徒9-グァダルーペの聖母

2019.12.06 01:33

さてひさしぶりにここは天界。「あーイエス様こんなところに。何かご用で?」「ペトロ」「はい」「私の羊を飼いなさい」「ギクっ!いや、もうご命令の通り努力しているんですが、このごろ羊たちがバラバラになってまして・・・ってイエス様おでかけで?」

「まーね、今の教皇がアホやから野球がでけへん」「また下界のギャグを」「ということでしばらくヨーロッパ離れるからね」「えーお見捨てでー!」「メキシコ行ってくるのよ」「あっマリア様、黒くなって」「何言ってんのよ、ペトロだって黒かったじゃないの」すっかり欧州ボケしちゃって

「何か民族衣装で」「いいでしょー」「ファッションショーするんで?」「何言ってんのよ!ヨーロッパよりもあっちのほうが見込みありそうだから」「えーまたご降臨ですかー」「そーよ、お父様のご計画じゃここから500年後に偉大なリーダーが出て、キリスト教一致の一歩が踏み出すんだから」

1531年12月9日、メキシコはグァダルーペで一人の先住民が聖母に会った。彼の病気の親類は回復し、聖母が花をもっていきなさいというので、花を持って司教に行くと、花を包んだマントには聖母の姿が写っていた。この事件のことは瞬く間に広がり、大勢の先住民が改宗した。そしてこの事件は大きな波紋を呼び起こす。

下はグアダルーペ大聖堂に祀られている出現した聖母の写ったマント