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Bo’s cafe

冬の花火

2019.12.06 03:06

「お祭りの夜、出店が並ぶお寺の境内でクラスの男の子に会った。目があっただけなのに顔が火照り、お線香のけむりが花火のように見えた。」"この文章から、女の子のどのような気持ちが読みとれるか"


たしか、そのような内容であったと思う。中学の国語の問題である。

人は、その時の心の状態で見える風景が、薔薇色にもなり灰色にもなる。


今の私は、花火を見てもお線香のけむりに見えてしまうのであろうか。


消えゆくものに心を囚われ、灰色の風景が続いている。

美しい紅葉、澄んだ空、何を見ても寂しさが押し寄せてくる。

冬の花火は、どこか物悲しい。


でも、心の持ちようで、景色の色は変わる。


そう自分に言い聞かせて、前に一歩、踏み出してみるが、初冬の冷たい空気が頬を刺す…

厳しい冬は、これからである。


Written by R