2019/11/21 French Table LILA Lesson_ Bourgogne
▲ブルゴーニュらしい、ワイン色がモチーフの和洋折衷テーブル。
フランス🇫🇷を旅するおもてなしレッスン、フレンチテーブル LILAに参加。先生は、幼い頃からフランス語を勉強され、留学→旦那様のフランス駐在を経てこられたフランス文化の真髄までご存知の方。テーブルコーディネートレッスンの先輩でもあります。
今回は、フランス東部のブルゴーニュをピックアップ。ブドウの葉が茂る様が”黄金の丘”と称される丘陵地帯。ドイツにいた頃、シャンベルタンからヴォーヌ・ロマネまで約10kmの”グランクリュ(等級によって格付けされたブドウ畑)街道”を南下した際、車窓から見た風景が脳裏に蘇ってきます。
この地方は、ワインをはじめ数々の食材が揃う、フランスで最も肥えた土地の1つ。食前酒キールやマスタードで有名な”ディジョン”、ロマネコンティで有名な”ヴォーヌ・ロマネ”の他、”ボーヌ”や”モンラッシェ”などが主要都市です。
つまみ食いできるくらいの低い塀には、主の矜恃さえ感じさせるロマネ・コンティのブドウ畑。車窓から畑の十字架が見えたのが印象的でした。ボーヌの施療院(オスピス・ド・ボーヌ)は、中世に慈善事業の無料の病院とした使われた施設。今は、ミュージアムとして一般公開されています。(日本語の音声ガイド付きで見学可、中々面白いミュージアム。)11月第3週のワイン祭り【栄光の3日間】では、毎年ワインがオークションにかけられ、落札者によって醸造家に委託・醸され、”オスピス・ド・ボーヌブランド”で流通していくとか。
三銃士の作者、文豪デュマに「脱帽し、跪いて飲むべし」と言わしめた最高級白ワイン”モンラッシェ”を産んだのも、ここブルゴーニュ地方。
真っ白のシャロレー牛や、エスカルゴ、チーズなどブルゴーニュの肥沃な土地の恵みに想いを馳せ、すっかり空腹となった素敵なレッスンでした。
▼ボーヌの施療院(オスピス・ド・ボーヌ)
▼ボーヌの街の蚤の市で買ったアンティークのシェリーグラス。
▼Imariシリーズのお皿で見事な和洋折衷を。グジェール gougère(シュー皮にチーズ混ぜたもの)
▼ジュレの透明感が九谷焼にも映えるアミューズ。
左:ブルゴーニュのアミューズ、ジャンボンペルシエ JAMBON PERSILLE
(ハムとパセリのゼリー寄せ)
▼1品目:Aumonière de Champignions マッシュルームの巾着包み
→パリパリのフィロペーストの食感と中のマッシュルームのコンビネーションが美味しい。
▼2品目:Boeuf Bourguignon 牛ほほ肉のブルゴーニュ煮込み
→ピロノワールを丸1本使い、牛ほほ肉を3時間以上煮込む。お肉のホロホロさが絶品。ケール入のマッシュポテトを添えて。
▼3品目:Poire pochèe au vin rouge 洋梨の赤ワイン煮
→ワインで赤く染まった洋梨が美しい。クリスマスにぴったり。
▼本日のワイン