ホークスの層が厚くてチャンスが少ないのか、それとも?
このオフ
福岡ソフトバンクホークスから、
福田秀平がFAで千葉ロッテマリーンズへ、
育成の長谷川宙輝が東京ヤクルトスワローズへ移籍。
2人とも出場機会を求めて、新たな球団へとチャンスを求めての移籍となった。
よく言われることなのだが
ホークスは選手層が厚い
他の球団に行けばレギュラーになれる選手が控えだ
ホークスだけで2チーム作れる
たしかに各ポジション争いはし烈だし、
今季ケガ人が続出した中での控え選手の活躍は素晴らしかった。
しかし、じゃあそのホークスで出れない選手が他球団に行けば活躍するのか
といえばそう簡単ではない。
2011年ドラフト4位でホークスに入団した白根尚貴。
一軍出場無く2014年オフ支配下登録解除で2015年から育成契約。
15年オフ育成の継続を断りトライアウトを受けDeNAベイスターズに入団した。
登録枠に阻まれ出場機会に恵まれなかった白根がベイスターズで残した成績は
16-18年の3年間で出場15試合で3安打。
18年オフ戦力外となり現役を引退した。
右の強打者として期待されながらも8年間で一軍出場8試合に終わり
2016年オフに戦力外となった猪本健太郎は翌年ロッテに入団。
出場試合数はホークス8年間のトータルと同じ8試合。
ホークス戦で活躍しプロ初打点もマークしたがこの年で戦力外となり引退した。
16-18年までホークスに所属し、支配下登録解除から育成の打診を断った
茶谷健太もロッテに入団。
しかし育成での入団で1年を終え、今の時点で支配下のニュースは入っていない。
たしかに層は厚いとは思うが、じゃあほかの球団に行けば活躍できるって程甘くはないのは確か。
逆に言えばその層の厚さをぶち破れる選手じゃないとプロでは活躍できないと思う。
柳田も今宮も中村晃もその厚い層を破ってレギュラーの座を獲得した。
甲斐もそう。
「他球団なら活躍できるのに」
は、この球団で活躍できない段階でどうなんだ??と思うべきである。