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国境で置いていかれた・・・

2016.04.22 07:39
クアラルンプール(KL)からシンガポール バス

クアラルンプール(KL)からシンガポールまではバスで移動!(約5時間ほど) 調べてみると、実は多くのバス会社が運行をしており、とても便利なのである。

そして、よく使われている一括検索サイトが下記

KLからシンガポールと打つとバス会社の一括比較が出来るのだ! 僕は2400円のバスを予約した。


バスは順調に進み国境へ!

ここで事件が起きた! 入国審査に引っかかり、かつその間にバスが行ってしまったのだ・・・・

シンガポールは入国審査を通過する為には、パスポート(6ヶ月以上の有効期限がのこっているのも)と入国カード、そして出国用のフライトチケットを持っていないといけない。(ベトナムと似ている) ベトナムでは出国用のチケットを持っていなくても問題なかったので、同じだろうと軽い気持ちでいた。  

しかしいざ入国しようとしたときに係の人に「出国用のチケットは?」と言われ「まだ持っていない」と答えたのだ。 すると警備員が現れ、別室に連れて行かれる展開になった。

「いや、バスが待っているから」と言うと、「心配しないで、大丈夫」と警備員が一言。 そこから15分ほど待たされ、その後10分ほど尋問を受ける。

「あなた次はどこの国に行くの?」

「なんで出国用のチケット持ってないの?」

「次の次の国はどこに行くの?」

「シンガポールは初めて?」

「目的は?」

と次々と質問が飛んでくるのだ。

最後に「次にやったら、二度とシンガポール入国も出来ないし、住むことも出来ないからね」とのお言葉を頂き、誠意を見せて何とか解放をしてもらった。


完全に調査不足であった。 次からは必ず入国審査に必要な情報を調べようと心に誓った。シンガポールの国境は、警備員の数も多くピリピリとした雰囲気がしている。世界で一番経済成長している国でもあり、テロ等の対策なのであろう。


バスが無い・・・・

解放後、急いでバスに戻ると乗ってきたバスがどこにも見当たらない・・・・・・・・・・遅かったのでバスが行ってしまっていたのだ。

「あーこのパターンか」と思いのほか同様はしなかった。(自分でもびっくり)


親切なおばちゃん現る!

取りあえずこのような場合は人に聞きまくる!


○警備員が近くにいたので聞いてみる。

僕「(地図を見せて)ここに行きたいんだけど、どうすればいいですか?」

警備員「お金はあるのか? シンガポールドル」 僕「あっない!」

警備員「まずはお金だな。 ガーっと行くとエクスチェンジがあるから、シンガポールドルを手に入れるんだ,そして170番のバスに乗り込んで、最寄りのMRT駅からセンターに近い駅まで行くんだ!」

僕「OK」


言われる通りにエクスチェンジを探す・・・・無い・・・


○売店のおばちゃんに聞く

おばちゃん「そこのショッピングセンターの中だよ!」

僕「ありがとう」


○エクスチェンジのおばちゃんにも聞く

僕「最寄りのMRTまでの行き方教えて」

おばちゃんは親切に教えてくれたが、いまいち理解が出来なかったので、警備員の行った通りに進む。


○170番のバスに乗り込むが、どこのバス停で降りればいいのかわからないので、隣に乗車していたおばちゃんグループに聞く。


すると、おばちゃんグループの一人が方向が同じということで、送ってくれることになったのだ。 おばちゃんは僕に質問を投げかけてくる「シンガポールは初めて?」「旅行?」

英語なので、所々通じない部分はあったが非常に親切なおばちゃんである。


話をしながらバスを1回乗り換えて、MRT駅に到着

切符を買おうと財布を見たが、バスでコインを使い果たしてしまっていた。

するとおばちゃんがお金を取り出し、チケット代金を払ってくれたのだ。「いいのいいの、この電車に乗ってチャイナタウン駅で降りるのよ!」と、見ず知らずの僕にとても親切にしてくれたのである。


入国審査でひっかかり、バスにも置いていかれ、正直ブルーな気持ちになっていたが、シンガポールの人たちの優しい対応により、非常に心暖まったのである。

この旅は本当に多くの人に助けられている。 感謝の心を忘れずに旅を続けようと思う。