紀伊半島遠征 国道425号 伸るか反るか編
現在地はここ。
ここで僕は重要な選択を迫られます。
それはつまり、
ここから崩壊地を目指すのか、先へ進むのか。
完全攻略を目標とするなら、当然奈良側の牛廻越区間を置いておくわけにはいきません。
しかし現在時刻は12:45・・・。
探索開始から既に5時間が過ぎようとしています。
伸るか反るか!!
行くしかないでしょ!!
酷道425号完全攻略を唯一の目標としている今回の探索、それすら果たせないとあっては何の為に日本列島を横断したかわかりません!!
このお馴染みの光景が、牛廻越の一連の区間である証明です。
ん??
国道425号のおにぎりは右を指さしてますが、後ろの白看板は左を指さしています。
これはトラップだな。
正解はなんと、明らかに見えにくい白看板の方。
右に行くといく先の良くわからない林道に導かれるのでお気を付け下さい!!
細道編で「この先はちょっとはマシになる」と書きましたが、それは間違えありません。
この牛廻越の真骨頂は、なんといっても和歌山県側と峠付近に集約されます。
この辺りは酷道ではありますが、まだまだ常識の範囲内で収まってます。
この辺りは前述した小辺路と重複しています。
世界遺産と言うこともあり、この辺りはかなりの観光客の方とすれ違いました。
国道425号・・・、役に立ってるじゃないか!!
このタイプの法面施工をこんな間近で見るのも珍しい・・・。
こういうのってもっと崖の上の方で見るタイプだと思ってたんだけど・・・。
特にそんな決まりはないのかな?
なんかの採掘場でしょうか?
道路状況の悪さに拍車をかけています。
そして一番怖いのは・・・、
トラックが突っ込んでくるぅぅぅううう!!
いいね!
黄緑の景色に褪せたえんじ色の下路ポニートラス橋。
・・・上部が無いからポニーでいいんでしょうが、やたらデカいな君は・・・。
この景色が見れただけでも、この逆走に挑んだ甲斐があったな・・・。
しかし「この規格がこの道の基本です」と言わんばかりに、いったん広がってはこの狭さに戻る酷道425号。
素晴らしい安定感です。
気持ちいいんだけどねぇ。
いい加減、違う景色が見たいよ・・・。
今度はワーレントラス橋。
龍神村に引き続き、こちらも立派な橋が多いです。
まぁそれだけクリティカルな所に橋をかけてるってことでもありますが・・・。
こちらでも路肩は工事中でした。
・・・基本的に地盤が脆弱なご様子で・・・。
次回、僕は酷道425号探索で初となる。「アレ」に遭遇します!!