ねこらむ、スピンオフ回(その4)です。
現在スピンオフで、肺がんを宣告された実家の猫の様子についてお話しさせてもらっています。今回で4回目です。
もともと腎臓が悪いこと、12歳と高齢であることから、抗がん剤の適応ではなく、その時の症状に対して少しでも苦痛が軽減できるように対処していくしかないというのが先生の見解。
余命1ヶ月と言われて今日でちょうど1ヶ月。
ピーク時7キロあった体重は半分以下になってしまったものの、まだ何とかゴハンも食べるし、トイレにも行きます。
想像していたよりも自力で動けている姿を見て、猫の静かな強さを尊んでいます。
先生も「頑張ってるね」と言ったあとに
「ここまで来るとあとは本人(猫)次第。」と付け加えました。
医者の言う余命宣告ってのは、ホントにざっくり。それより短い場合もあれば長い場合もあり、それが違ったからと言って誰が悪いわけでもなく、結局は「本人次第」。
そこについてはいろいろ思うこともありますが現在、週に1度の吸入、栄養剤・気管支拡張剤・ステロイドの注射で経過をみています。
ですが、それすら猫にとっては苦痛であるように思うのです。
なにかしてあげたいと思うことはエゴなのかと思いながらも、なにもしないことを選びきれないアタシたち。
猫はどうして欲しいだろか。
自分が猫だったらどうかな。
また、自分ちの猫さんがガンになったらみなさんはどうしますか?
答えはでないけど、吸入をやってるときだけは、とっても穏やかでおとなしくしてる姿をみると、ちょっとだけホッとします。
これが自宅で出来たらいいのになぁ。
↓吸入中の杏。
病気の話が続いて、ちょっとしんみりさせてしまい申し訳ないのですが、少しでも闘病中のネコの飼い主さんの参考になったらいいなと思っています。
今日も貴重なこの場と時間をありがとうございました。
舞草香澄