ヨガ哲学の話
生涯忘れることのない風景
一瞬で永遠でした。。
さて、今日はヨガ哲学の話をしましょう(*^-^*)
ヨガでは、太陽を崇拝しています
太陽礼拝というものが
まさにそれを象徴していますね
そして同時に、太陽は私たち一人一人の
魂であると考えます
つまり太陽はアートマン(自分の本質=魂)であり
それはいかなる時もそこに在り、
私たちを照らし、生かしているもの
なのです。
また、ヨガでは私たちの生きる世界を
相対的世界【陰と陽】と定義しています
例えば・・
光と闇
善と悪
喜びと悲しみ
男性と女性
成功と失敗
などです。(前者が陽・後者が陰)
そのどれもが、互いに存在して
初めて成り立つ世界なのですね。
そして太陽を陽とするならば
陰は月です
太陽がアートマンなら
月はエゴ(欲望)
私たちはこのエゴが生む様々感情
執着や嫉妬、恐れや後悔などに
苦しみます。
私たちはエゴに支配されないように
魂を曇らせないことが
本当の自分らしく生きる上で
とても大切な事なのです。
シヴァ神の髪飾りが三日月なのは
エゴの象徴である月を
最小限に留めることを表しているのですね。
しかしながら
エゴをなくすことはできません
なくすことは出来ませんが
自分のエネルギーを
エゴに注がない事はできます
そのために私たちが今出来ること
それは・・・
心も身体もアートマン(魂)に委ねて
結果のための行動をやめることです。
ヨガではまた
この相対的世界を
幻の世界と定義しています
絶対的ではないので、
常に比較対象が存在します
ここがポイントです
比較することに囚われている限り
意識は外に向き
エゴを増大させます
エゴによる行動は
新たなエゴを生み出します
例えば
評価されたくて頑張ったことが
思うように評価されなかった。
この場合、評価されたいという
他人に向けた欲求『エゴ』です
結果のための行動ですね。
この評価は、時に満たされることもありますし
思うように満たされないこともある
つまり変動します
振り回されるのです
幻の世界に・・・
そうしている限り
本当の意味で
いつまでも満たされることはありません
自分の本質と
繋がることはないでしょう
【エゴからの脱却】
『行動の意味を変えるためにやめること』
何かと比べること
評価や評判を求めること
心の声を閉じ込めること
結果に執着すること
固定観念にとらわれること
これらから遠ざかり
真の欲望にたいして
純粋に行動すること。
これこそがエゴに支配されない方法であり
また、そのためには
魂の声を聴くこと
アートマンと繋がることが必要なのです。
私たちは、他の誰でもない
自分自身の『それでいいよ』
という心の声を聴きたいのです
その声と生きていくことが
本当の幸せなのだと思います。
というお話でした(*^-^*)
ヨガとは
本当の自分の魂と繋がるための
祈りなのです。
最後までありがとう
愛をこめて。。。