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88個の部品たち

2019.12.10 08:52

幼少期からエレクトーンを習っていた私にとって、

ピアノは ” 妙なライバル心 ” を持った存在であった。


それが、長い年月を経て、

ピアノの音色に魅了されるようになり、

縁あって親友のピアノを拝借することになった。


しかし、10年近く調律されず物置と化していた

その鍵盤を打つと、音はひどく割れていて、

調律師に ” 診て ” もらうことになった。


年に一度、調律していれば、

2時間ほどで済む作業は、当然のことながら難航。


2時間以上かけて鍵盤数88の音色を支える部品を全て取り出し、

調律師が持ち帰りでひとつひとつ修理することになった。


そして10日後


4時間かけて、修理した88の部品を取り付け、

調律を終えたピアノは、おどろくまでに美しい音色を甦らせた。


ピアノにとって調律師はなくてなならない存在

88個の繊細な木製の部品を

一つ一つ丁寧に修理する調律師の姿が目に浮かぶ。


調律師がピアノにとって

どれだけ大切な存在であったかを

感じた瞬間であった。


おこがましいかもしれないが、

なくてはならない存在と言われるような仲人になりたい


仲人は人の心と向き合う仕事だ

繊細なひとりひとりの心と向き合い、

ひとりでも多くの人が活き活きと婚活して、

ご縁を実らせることができるよう、

どんなときも心と心を向き合わせて誠意を持ってサポートしたい。


婚活するすべての方が

良いご縁に繋がりますように。