道開きの神様に会いに二見浦へ、夫婦岩に一本の注連縄?
スポーツ推進委員の全国大会で訪れた三重県。
これまで紀伊半島を巡ってこなかったので、伊勢まで足を伸ばしてみました。
津駅から電車で伊勢市駅へ。
早速、伊勢神宮外宮をまわって、ホテルチェックイン前に二見浦まで行ってしまいました。
本当は二見浦の二見興玉神社に行ってから、外宮・内宮を回るべきらしいのですが、強行スケジュールのため、ここは逆にて失礼させていただきました。
電車の数も少ないですからね・・・
伊勢市駅からJR三宮線で二見浦駅へ、駅から徒歩10分。
バスでも行けますが、夫婦岩表参道を歩くには、JR二見浦駅からの方が便利です。
木造の風情ある参道が続いていて、写真を構える機会も自然と増えます。
表参道には賓日館や日本の渚100選にも選定されている海水浴場、国の名勝に指定されている公園を歩けるなど、見所盛り沢山。
もちろん道中には伊勢名物「赤福」のお店もあります。
道なりに参道を歩いていくと、駐車場が見えてきて、その先に「二見興玉神社」の鳥居が見えてきます。
三重県では2番目に参拝者の多い神社とされていて、シンボルチックに有名なのは、境内の磯合にある「夫婦岩」。
最近では御朱印ブームもあって、御朱印帳やそれを行ける袋がおしゃれということでも有名になりました。
私も御朱印帳袋を購入。
夫婦岩のイメージが強い神社ですが、お祀りしているのは、夫婦岩の沖合700メートルの海中に沈む祭神、猿田彦大神の興玉神石。
縁結びや夫婦円満はもちろん、厄払いや交通安全などにご利益があります。
神社の至る所に「蛙」の像が並んでいます。
水受けも龍が多いと思いますが、こちらでは蛙。
「無事に帰る」「物が還る」「お金が返る」など、「かえる」をかけた験担ぎであり、神様の使いが蛙だったことからから、多くの蛙の像が至る所にあるのだそうです。
そして日本各地にある、2つの岩が寄り添う様に見えることから名付けられた「夫婦岩」の中でも、古くから知られている伊勢の「二見町江の立石」です。
歌川広重の「富士三十六景」にも富士山と一緒に描かれるほど、日本でも一番有名といっても過言ではないかと思います。
実際に空気が澄んで天気がいい日には富士山が見えるのだそうです。
なかなかお目にかかれない様ですが。
夫婦岩の間から太陽が昇る写真や、冬の満月の日には夫婦岩の間に大きな月がある写真など、とにかく絵になる風景が多くあります。
現在は鳥居が別にあるのですが、元々は海中にある興玉神石の鳥居に見立てたのがこの夫婦岩です。
そのため岩の間に太さ10センチほどある注連縄5本で結ばれています。
ところが私が訪れた時には、1本のみが張られていました。
今年10月の台風19号の影響で5本全てが切れてしまい、応急的に1本だけが張られていたのです。
つい先日、新年に向けて張り替えが行われ、現在は新しい5本が張られているはずです。
津から移動して、外宮を周ってからの二見浦。
時期も時期ですので、あっという間に暗くなってしまいました。
特別ライトアップがされるわけではないので、伊勢市駅へ帰ることにしたのですが、大変天気がよかったこともあって、夕方の空が綺麗!
人がいない参道を歩いて、駅に向かいました。