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この道往けば act2

紀伊半島遠征 国道425号 悪夢再来編

2019.12.11 08:08

まるでゲートのような巨大な切り通しを抜ければ、いよいよ下北山村中心部に突入します。

奈良県に入ってからずっとお付き合いしてた十津川村以来の市街地。

コンビニだとか、スーパーだとか贅沢言いません。

ただ自動販売機があればいい!!!

本物のゲート登場!!

なんか工事現場にありそうなゲートですが・・・。

白谷隧道は冬期通行止めになるので、その名残かも?

めっちゃ久々の片側1車線!!

なんだこれ!?夢なのか!?

これが人里や!!!

ついに2/3の行程を終了!!

国道425号の3つの難所のうち2つを撃破しました!

牛廻越大峰山越えは多大な時間と犠牲を払った僕の突破を止めることはできませんでした。

残る難所は後1つ。

奈良、三重県境に跨る区間のみ!!

この近代的なトンネルは寺垣内トンネル(てらかきうちトンネル)。

和歌山県内以来の「単独区間での高規格道」に思わず快走してしまいます。

酷い道を走るから新しい道の素晴らしさがわかるんだよね。

ある意味これも酷道の醍醐味かと思います。

池の平公園という小さなゴルフ場を過ぎて再び道が狭くなっていきます。

しかし僕は敦賀という典型的な港町、扇状地に作られた町の育ちです。

このような盆地に形成された村に来ると、どこかファンタジー的な雰囲気を感じるんですよね。

日常では味わえない景色に巡り合えると、やはり嬉しくなります。

明神池(みょうじんいけ)という池の畔には「池神社」という立派な神社がありました。

大峰山に縁深い役小角(えんのおづぬ)が開いた神社として知られています。

また明神池も「注ぐ谷無く、出るに川無い池」として信仰の対象となっています。

この明神池と池神社の間を通る国道425号も、実は聖域に含まれています。

かつては池がもう一回り大きく、道があったところも池だったからというのがその謂われです。

ここで不敬な働きをすると、良くないことが起こるのだとか・・・。

現在でも村民の方は遺体を運ぶ際、この道は使わないのだそうです。

軽く一礼して先へ進みました。

いきなりなんだこのヘアピンカーブ!!

これはテンション上がる!!

市街地の真ん中で唐突過ぎるぞ!!

村内の北部と南部で300m程度の距離で40m近い標高差があるとは・・・。

これも盆地に作られた村だからこそなんでしょう・・・。

2連続のヘアピンカーブで豪快に下って行きます。

えぐってるねぇ!

これはいい写真が取れました!!

いかにえげつない作りなのかがよくわかる、高度感もバッチリです。

自画自賛ですが、この村の「非日常感」を上手く切りとれたかと思います!

強烈な九十九折れを下った先で、この探索最後の重複を迎えます。

国道169号

奈良県奈良市と和歌山県新宮市を結ぶ、紀伊半島縦断路線の一つです。

吉野山や大台ケ原といった観光地へのアクセスに優れ、道路改良も頻繁に行われるさすが100番台という路線です。

ここからは山奥を通ってきた割りには初めて登場するダムサイドロードです。

池原ダム(いけはらダム)

あの堰堤上が国道425号に指定されているのです。

つまりもう1回、あそこまで標高あげるのか・・・。

この殺風景さが天端国道の特徴です。

しかしこの国道425号、ありとあらゆる国道風景を見せてくれます。

あ、大都会だけはないか・・・。


そしてこのダムを渡った先で、僕は見ちゃったんです・・・。

あの悪夢が再び蘇る光景を・・・。

いやああああああああああああ!!!!