鍼灸うけたことある人
鍼灸受療率といいます。
これは、この一年間で鍼灸治療を受けたことがある人の割合のことです。
この統計は成人に対して行われていますが、おおよそ5~6%のようです。この数字はほぼ横ばいのようで、昨今の美容鍼灸のブームや有名人や各国のセレブが取り入れているとは言われても大きく跳ね上がるなんてことはなかなか無いようです。
リラクゼーションサロンとか、整体、もみ屋さんのほうが断然敷居がひくいですね。
私自身も最後の手段的な気持ちで鍼灸院を探したので、なかなか踏み出せない気持ちは理解できます。だって・・・
鍼を身体にさすなんて!
もぐさを身体の上で燃やすなんて!
文字にすると尚更怖い感じです。それに身体への影響が強そう。具合が悪くなっちゃいそう。
実際に鍼灸は身体への影響は大きいです。
その刺激が受け止めきれないときは具合が悪くなることもあります。
しかし、だからこそ、解剖学や生理学、病理学など三年間も学び、国家資格を得た鍼灸師でなければ施術できないシステムになっているのです。
身体を変えたいと思ったときに、選択肢として鍼灸が当たり前のようにあがってくるようになればいいなと思います。
鍼灸というひとくくりになってはいますが、施術の仕方や使う道具などその中身は施術する人により大きく異なります。また、同じ道具を使った同じ治療方法であったとしても、施術する人によって全然別の治療に感じられたりするのです。世の中様々な職業がAIに取って代わられるという話を耳にしますが、鍼灸師という職業は決して機械には代用できない人対人の仕事だと思います。
自分に合った鍼灸師に巡り合うのはなかなか難しいことかもしれません。
例えば美容師さん、自分の好みをわかってくれて、気まぐれなオーダーにも似合うように仕上げてくれる、毎回この人を指名します!みたいな。
髪型は気に入らなかったらほかのところを探しますが、鍼灸でも自分に合わなかったら是非他を探してほしいのです。鍼灸というものが合わなかったのではなく、そこの施術があなたに合わなかっただけ、きっとあなたの身体を理解して、良い方向へ向けてくれる鍼灸師がいるはずです、あきらめないで!