木の塗装 パート3 白木仕上げ 濡れ色を抑える
2019.12.12 08:24
上の写真は白木仕上げの実験の結果です。「木材塗装読本建築知識2002 年8月号」に 載っていたものです。
左側が普通の透明のウレタンを塗った結果です。 右側がチタン白、つまり白い絵の具を塗った白木仕上げです。
左側一番下が塗る前の状態、 右側 一番上が白木仕上げの結果です。
大体同じ色になってます。
これが白木仕上げです。
白木仕上げは、白い木材に有効。タモ、カバ、シナ、ホワイトアッシュ、白っぽい針葉樹などに透明な塗料を木材に塗ると、それだけで濡れ色になってしまい、色が濃くなってしま います。白木仕上げは、濡れ色になるのを抑えて、本来の素地の色を生かす塗装。ウレ タンは、無黄変タイプを使用します。
①素地調整
#180、#240 サンドペーパー。 ②素地着色 白の顔料ステインを薄めて塗ります。アクリル絵の具でもかまいません。 どの程度薄くするかは木材によるので、あらかじめ木片に塗るなどして確かめておきま す。
②下塗り
ラッカーサンディングシーラー、または、ウレタンサンディングシーラー。 1回。
③研磨
#400 サンドペーパー。
④中塗り
ラッカーサンディングシーラー、または、ウレタンサンディングシーラー。 1回。
⑤研磨
#400 サンドペーパー
⑥上塗り ラッカー、ウレタン。