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kojinkai

筆の音が響く時間。

2019.12.13 01:00

小テスト。

小4の筆が鋭く動き続けます。

静かな呼吸音と、カッカッカッ…という音。

テストを満点にしたい。

全て正解したい。

そんな意欲が、音からしっかりと

伝わってきます。


この音が、私の指導時間の中で

最も好きなものです。

この、不思議と集まってきた

集団が一つの目標のもとに

まとまっている瞬間が、

この仕事の最も至福の時間です。


呼吸が乱れると、ミスが出ます。

焦りもゆるみも禁物です。

ただ、静かに自分の認識している

世界を紙に出力していく、

テンポの良い呼吸が大切です。


そして、この時間を経験できる子は

勉強が必ず好きになります。



さて、4年生は本日は同位角の概念から

三角形の内角の和が180度であることを

学び、そこから、一つの内角を

求める手順を学びました。

小学校で既に習ってきたことの

意味を再確認し、同位角は

三角定規のスライドの感覚から

深めてゆきました。


具体的な認識から抽象的な理解へ。

4年生はこの過渡期にあり、

この時期はこういったトレーニングが

特に重要になります。


この時期は不思議と男の子の方が

角度に関しての認識が強い

傾向があります。

これも私のこれからの

研究対象となります。


何がそれに影響を与えているのか、

本当はまた大学に入り直して

研究し直してみたい気持ちです。