包囲。
さぁ年内の営業も残すところ約2週間。
って今カレンダーを見てその事を知り驚愕している空井戸サイクルです。
「此奴をメンテしておくように」と預けて行かれた車両は、今年の汚れ今年の内に的な話だったのかと、
感慨に耽り、そして背をストーブで炙りながらチマチマと作業を進めていたりする訳ですが。
部品入荷待ちで仕上げられていなかった一台の、「最後の1ピース」が届いたので画竜点睛。
攻めるだけがMTBじゃない!といった風な癒やし要素を含んだSalsaの「TimberJack」で御座います。
使用用途がドンドン特化される昨今のMTBシーンにあって、全ての性能の角を落として万能としたティンバージャック。
林道を延々と走る際にも違和感を感じさせない自然なハンドリング、クイック過ぎず安心して下りを楽しめる安定感、
20年前はMTBと言えば大体こうだった、そんなスタイルを現代基準で焼き直した此奴は言わばスーパーニュートラル。
「そういうのが丁度良いのかもなぁ・・・」と共感してしまった人は御注意あれ。
そういう皆さまを強力に取り込むスペックが手ぐすね引いておりましてですね、
サルサ独自の可変式エンド「オルタネーター」はBoost/148mmが付属して来るのですが、
別エンドを使う事で142mmスルーも135mmQRも使用可能。
なんならローロフの内装ハブ用エンドなんてのもありますし、ハブ規格問わずシングルスピード化も可能!
要するに「あ、我が自転車と規格合わないからポンで載せ替えは無理だわ」となる可能性が非っ常〜に低いという事。
ヘッドセットは「上ZS44・下ZS56」という規格ですが、ケーンクリーク製品が付属して来るのでいきなり載せ替え可能。
更にエンドのスルーボルトもSalsaのDeadbolt(¥4,600)までついて来てフレーム価格¥59,800!
一度気になってしまうと断る理由が見つからない、そんなティンバージャック包囲網。恐るべき強敵で御座いますな。