この世界は幻想にすぎない
ようこそ♪
“健康と幸福のためのスピリチュアル”を哲学している
ルビーです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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『この世界は幻想にすぎない』
こういう言葉を聞いたことがありますか?
私はこれまで
「何言ってるんだよ。
物質は触れるし、五感でいろいろなものを感じてるよ。
幻想って、夢みたいなものでしょう。
今生きているのは、夢じゃないよ。
ほっぺた叩いてみても痛いし
幻想なんかじゃなく、リアルだよ!」
こう思っていました。
しかし先日、YouTube大学で中田敦彦さんが
“サピエンス全史” という本を解説する動画をアップしてくれて
この「この世界は幻想にすぎない」という言葉の意味がやっとわかりました。
興味のある方は、ぜひYouTube大学をご覧ください。
私たち人類が、動物や植物と大きく違うことろは
想像力があることです。
イメージすること、フィクションをつくり出す力は
ホモサピエンスが獲得した、特殊能力、超能力なのです。
このフィクションを上手に利用して、人間は様々な革命を起こし
幸福を獲得しようとがむしゃらに頑張っていますが
さて、今の私たちは
何を持って、幸福と言えるのでしょうか?
『幸福の法則』
「あなたにとって、幸福とは何ですか?」
うちの夫は、「お金があったら幸福」と言います。
彼の潜在意識の中に、お金に対するコンプレックスがあり
いつも満たされていないという欲求があるのです。
健康であることが幸福という方もいるでしょう。
やりがいのある仕事があって、仲間に恵まれていることという方もあるでしょう。
みんなが望んでいる幸福は、神社のお守りを見ればわかりますね。
お守りは、20種類以上あって大きく分けると
・健康のお守り
・金運のお守り
・縁結び、出産のお守り
・学業のお守り
・安全関係のお守り
・厄除け関係のお守り
などなど
これらの望みが叶えられれば幸福ですし
叶えられなかったとき、不幸を感じるでしょう。
しかし、幸福も不幸も
自分が勝手に決めたハードルを、乗り越えたか、乗り越えられなかったかに過ぎません。
乗り越えれば 成功、幸福。
乗り越えなければ 失敗、不幸。
そう言うことですよね。
「この世界は幻想にすぎない」のならば
あなたが決めたハードルも、幻想だということになり
成功したら幸福で、失敗したら不幸だという考え方も
幻想に過ぎないのです。
あなたが決めたハードルは、どのようにして決まったのでしょうか?
「収入は手取りで20万円以上ないと生活できない」
「良い学校に入っていい会社に就職したいから、受験に合格したい」
「女の幸せは結婚だから、いい人と結婚したい」
「病氣ひとつせずに、健康でいたい」
このような望みは、誰でも持っているものです。
しかし、これらは日本人だけの価値観かもしれませんし
わが家だけの価値観かもしれません。
価値観は、潜在意識に記憶された『暗示』のようなものなのです。
この暗示は思い込みにつながり、やがて自分にとっての常識となります。
そして私たちは、この“常識”から外れることを極端に怖れているのです。
中国の思想、陰陽説では
この世界は、受動的な性質の『陰の氣』と
能動的な性質の『陽の氣』に分けられるという考え方があり
五行思想と一体になって、陰陽五行として
東洋医学や森羅万象のものさしになっています。
しかし重要なことは
陰陽二元論が、この世のものを「善と悪に分ける善悪二元論」ではない。
ということです。
陽が善ではなく、陰は悪ではない。
陽には陰が、陰には陽があってはじめて一つの要素となりえます。
あくまでも森羅万象を構成する要素に過ぎないのです。
昼と夜がありますが、昼が善で夜が悪ではありませんよね。
男と女も、どちらが善いとか悪いとかではありません。
同じように、私たちのカラダやココロの中にも
陽の氣と陰の氣があって、バランスをとり合っています。
ポジティブシンキング、ネガティブシンキングという言葉が使われるようになって
ポジティブが善で、ネガティブが悪だと思っている方もいるようですが
まったく違います。
自分の思い通りに事が運ぶことだけが幸せではなく
失敗して、反省したり修正したりして学ぶことが多いと
結果的にそちらの道を通ったことが幸せに近づくことも多いものです。
今、悩んでいることや困っていることがあるとして
なぜ悩んでいるのか? 自分に問いかけてみて下さい。
それは、自分の潜在意識の中にある「幸福」や「常識」から
離れていることによる恐怖心が、そうさせているのかもしれません。
このように
自分の潜在意識に問いかける作業が「禅」であり
「マインドフルネス」なのです。
怖れを手放して、ネガティブな状況も学びのチャンスだと思えると
すべては、エネルギーの形の違う幸福なのだと思えます。
母親が甘やかすばかりが愛情でしょうか?
厳しく叱る中に愛情はないのでしょうか?
怖れを手放してみると、そこには
厳しくも優しい、自分自身への愛があることがわかります。
幻想に惑わされず、潜在意識の奥にある
“愛”という魂のエネルギーを探ってみましょう。