心にはいつも、パリの風が吹く

時代が変わったから?ううん、きっとたぶん私が変わったから。

2019.12.14 07:15


Bonjour!

なにわのパリジェンヌ・Ryokoです。



大阪に向かう新幹線の車内で、この記事を書いています。

そう、出産に向けて里帰りです!


まだ6ヶ月と少しなのでちょっと早いのですが、年末年始になると人の往来が激しくなるし、

そうすると、インフルエンザなんかの良からぬウイルスをもらってしまう可能性が高くなるので、

「早めに休み取って帰りなさい」と上司が言ってくれたのです。


神!!



というわけで、昨日は産休前の最終出社日だったのです。

でも同時に、自分の中では会社員生活最後の日だとも思っていて…。

(詳細は前回の記事からどうぞ)



会社貸与のスマホやタブレットやらを返却した後、オフィスにいる先輩やら同期1人ひとりに挨拶したんよね。

「復帰してきた時には、またよろしくお願いします」と言いながらね。

復帰しないのにね。

そこで気付いたことがあるのよ。


子育て中の営業統括と尊敬してるバリキャリの先輩、2人とも



「休んでる間は、仕事のことなーーーんも考えちゃダメだよ!」

「1年と言わず、MAX2年休める分休んで子どもと一緒にいた方がいいよ!」

「こんな機会ないから、じっくり自分の人生考えなさいね。」



って言うのよね。

育休取ってそのままフェードアウトするつもりでいる私にとっては、めちゃくちゃありがたいお言葉。

私以上にハードで責任のある仕事をしていて、現在子育て真っ只中の女性、

しかも執行役員と全国の優秀社員として有名な2人からの言葉だからこそ、私に思い切り刺さりまして…。


子育て中の女性やからかな?と思ったけど、子育て経験のない同期の男どもも、


「甘えられる人にどんどん甘えなよ。」

「くれぐれも1人で抱え込まないようにな!」


って言うねんな〜。



何これ?時代なん??



ほんの5年前なんて、「ダイバーシティ」という便利な言葉を使って


「20◯◯年には女性の営業管理職を◯%に増やす事が目標です!」

「保育園に入れないならベビーシッターを使って、早く復帰しなさい!」

「子どもが小さいうちに預けないから職場復帰しづらくなるんだよ!」


なんて会社の思う「女性の活躍」を押し付けられて、その度に


「部長の奥さまは専業主婦ですよね?

 奥さまにも正社員として働いて管理職を目指せって言ってるんですか!?」


なんてケンカをふっかけてた私にとっては、めちゃくちゃ不思議な出来事やった。



確かにこの数年で、女性の管理職は増えた(能力が伴ってなくても)。

職種にも依ると思うけど、働き方改革でフレキシブルに働けるようになったかも知らん。

ロールモデルを押し付けられた諸先輩方が犠牲になって、声をあげてくれた結果でもあると思う。


でも私さー、自分の受け取り方が変わったからかな?って風にも思ってて。


だって、いろんな人おるもん。

まだまだ社畜みたいな人、いっぱいおるやん。


でも今、私のまわりには、

・家族を大事にしてね!

・自分のことも大事にするんだよ!

・人に力を貸してもらいながら生きていきなさいね!

ってメッセージがいっぱい集まって来る。


これはきっとね、時代の変化もあると思うけど、それ以上に私の変化やわ。

きっと私が社畜のままやったら、こんなメッセージは集まってこーへん。

てか、気付かずスルーしてると思う。


「あー私、やっと自分の人生に目を向けられるようになったんやな〜。」

って気付いた昨日でした。

よく、「自分が変われば周りが変わる(変わったように見える)」という話を聞くけれど、ホンマにそうやったんやね。



私が変わったのは急激にではなくて、ホンマに何年もかけて徐々に徐々に…です。

えらい長いこと武闘派社畜として生きてきたし、その頃の事は思い出すだけでも恥ずかしいけれど、

近いうちにこのブログで、どんなことをやらかしてきたのかを晒そうと思います…(怖っ!)。



それではまたね。

À bientôt !