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この道往けば act2

滋賀県道285号中河内木之本線 在りし日の姿編

2019.12.14 10:28

前回の最後の写真から100m程で、高時川(たかときがわ)を渡る橋に着きます。

ここまでが僕の中で勝手に決めていた第1ステージが終了となります。

しかし僕は以前から気になっていたアレをチェックしなければなりません。

アレは橋を渡らずに・・・、

川沿いを行く旧道へ!

これでアレの素性はだいたい皆様読めたことでしょう・・・。

旧道は短いもんです。

正確に言えば道自体はこの先の滋賀県道284号まで続いているんですが、「旧県道285号」はここまでです。

舗装が違うのでわかりやすくなってますね。

そして明らかに怪しい左側のガードレールの向こうにあるのが・・・。

旧平篠橋(ひらしのはし)跡

残念なことに2010年12月に撤去されてしまった旧県道橋です。

新平篠橋が2009年10月竣工なので、1年2ヶ月間は新旧2つの橋が並んでいたということになります。

旧平篠橋はプレートガーダー橋、角度を変えると2本の橋脚があったことがわかります。

しかしなんだろう。

この中途半端感

なんで一方は土台だけになってるのに、もう一方は橋脚までバッチリなんだろう??

途中で予算尽きた??

まさかね・・・。

しかしこれでは渡れないので、新を渡って反対側からの眺めもチェックします。

橋を渡った先で滋賀県道284号杉本余呉線と重複します。

新橋のおかげで、ちょっとだけ重複区間が延びたことになりますね。

在りし日の橋の姿。

僕には容易に想像できます。

眼を閉じれば浮かんでくるようです。

僕はこの橋を渡ったことがあります。

あの時はなにも思いませんでしたが、こうしてなくなって見ると寂しいもんです。

生きてる時にもうちょっと、色々見てやればよかったなぁ・・・。

ここで給水(自動販売機)した僕は、一服してから先を目指します。

というかね。

正直に言いますよ。

ロードバイク乗ってる人から言わせればなにぬかしてるんだと言われそうですけど・・・。

この景色が嫌いです。


単調で緩やかな線形。

しかしそれでいて緩やかな登り。

さらに日陰が全く無い!

そしてオブ的な楽しみも全く無い!!

・・・この先に待ちうけるであろうバリケードを目指し、ひたすら漕ぎ続けます。

ここで県道284号は右に折れて杉本隧道を経て、国道303号に向かいます。

チャリで行っても楽しそうな道ではありますね。


しかし・・・、

中河内まで24km・・・。

まだ4kmしか進んでないの!!??

はぁ・・・。

いやまだ体力には余裕あるけどさ・・・。

これは大変な探索になるぜ・・・。

ここでなんか明らかに旧道っぽい線形の道を発見しました。

正直、上記の理由で変化が欲しかった僕は、予定にはなかったこの旧道っぽい道に行くことにしました。

どこに出るか見当もつかないんですが・・・。

うん、旧道っぽい!!

離合場所の確保もされていて、旧県道として十分な格を有しています。

しかしこの旧道(勝手に認定!)も長くは続きません。

突き当たりには登山道がありました。

七々頭岳(ななずがだけ)観音参道とあります。

七々頭岳は標高693mの関西百名山に選ばれている山で、丹生富士とも呼ばれているそうです。

ここで行き止まられてたら泣くに泣けませんでしたが・・・。

ちゃんと現道に戻れるのでご安心を!

しかし新しい橋ですね・・・。

県道の工事の際に架け替えられたものと思われます。

青線が旧道っぽい道です。

こうしてみるとますます怪しいな・・・。

いやぁしかしこれでちょっと気持ちが晴れたぞ。

跡はバリケードまで北上や!!

沿道に「よしのべぢぞう」というお地蔵様がありました。

手を合わせて進みます。

「ねっちゅう・・・」以下同文です。

お地蔵様は「じぞう」と書くのが一般的ですが、言われてみれば「地」は「ち」と呼むんですから「ぢぞう」の方が正しいのかも。

この辺はあまり詳しくありません・・・。


さてここから少しずつ景色が変わって行きます。

名だたる峠達に囲まれた孤独な県道の姿がおぼろげながら見えてきます。

こうご期待!