振り返りキャラ紹介「櫻佑璃圭」
2019.12.14 11:52
げきぶ!、サイノーコミュニケイションキャラの中でも屈指の人気を誇るこのキャラ。
実在する人物がモデルになっている。
内面的な性格や外見的なデザインなどかなり準拠して造形されている。
そんな実在する人物から造形をしているため、
オーディションはかなり難航し、長期間CV不在になっていた。
かなりの人数がこのキャラのセリフをしゃべったが
誰一人あてはまるキャストがいなかった。
そんな中、青山友里さんだけがこのキャラの台詞を現実的にし、
存在させることができたのである。
暴力をふるうヒロインは数あれど好かれる好かれないはある。
嫌われる理由は、理不尽さをカバーできない人物像。
嫌われないためには理不尽にふるう暴力を正当化する必要がある。
つまり喋り手が嫌われない役作りが行われることが必要。
だが、成立させるのはかなり難しく、
技術で不可能なら持って生まれたセンスで補うしかない。
台詞として聞いた声が嫌われる要素を含む(合法化されていないウソなど)場合、
聞き手はそこでストレスを覚えてしまう。
ストレスを感じさせるのを少なくさせるのがこの役をやるうえでの必須スキル。
そしてこのキャラがこういう性格になっている理由。
その部分をしっかり構築してこそしっくりくるのであると脚本家は言うが、
そんな細けぇことはどうでもいいんだよというぐらい素直なしゃべりで
キャラを成立させたのが青山さんだったのである。
持って生まれたセンスという圧倒的な説得力。
このキャスティングはスタッフ一同満場一致で決定された稀有な例。
そしてIFストーリーでは櫻佑璃圭の内面が吐露される。
素直なキャラになった櫻はどのような人物なのか?是非ご覧いただきたい。