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富士山の語源

2019.12.14 14:01

かぐや姫は月に帰らなかったとか~~~

https://www.city.fuji.shizuoka.jp/sp/kyouiku/c0403/fmervo0000011mgn.html

富士山信仰とかぐや姫伝説

 富士山信仰と富士市に伝わるかぐや姫の伝説について紹介しています。

富士山とかぐや姫

 富士山信仰のおこりは、富士山の持つ神秘的な威容と大きな関わりがあります。奈良・平安時代にかけて富士山の火山活動が活発化すると、これをおさめようと荒ぶる火の神アサマの神を鎮座し祭祀者をおく祀堂を建てるようになっていきました。これが古代、富士山周辺に浅間神社が祀られるようになった契機です。そして、中世にはさらに神仏習合思想の影響を受けながら、富士山自体が修験道による山岳修行の聖地となっていきました。

 富士市に伝わるかぐや姫の物語では、かぐや姫は最後に月に帰ってしまうのではなく、富士山に登って忽然と消えてしまうことになっており、姫は富士山そのものの祭神とされています。この物語のもとになっている話は、中世の富士山縁起(富士山及び富士山信仰にかかわった寺社に関する由来や伝説などを記した縁起書の総称)です。かぐや姫を育てた竹取の翁と嫗夫妻は、それぞれ鷹と犬をかわいがり、「愛鷹」と「犬飼」と呼ばれる祭神となったとされています。

囲いの道・見返し坂・かがみ石

 囲いの道は、かぐや姫が富士山に登ったとき通ったとされる道で、現在の富士市立吉原第三中学校正門付近から、富士山頂まで続く小道があったと伝えられています。

 見返し坂は、竹採塚の北方付近の高台で、かぐや姫が別れを惜しみ、何度も振り返ったところと伝えられています。

 かがみ石は、原田のかがみ石公園にあり、小栗判官満重の妻である照手姫が水鏡にした石と伝えられています。また、このかがみ石で、かぐや姫が顔をうつしたともいわれています。

竹採塚の様子

 白隠禅師(1685~1768)が開山したという比奈の無量寿禅寺跡(現・竹採公園)には、竹採塚と呼ばれる塚があり、富士山麓の溶岩がいくつか積み重なって「竹採姫」と刻まれた卵形の石を支えています。白隠が記した『無量寿禅寺草創記』には、ここはかぐや姫誕育の地と記されています。竹取伝説の背後には富士山信仰が潜むと考えられていますが、この塚には「竹採姫」のほかには何も刻まれておらず、いつ頃誰によって立てられたものであるかは明らかにすることができません。

 竹採公園内の竹採塚の南側には、白隠禅師の墓があります。

 白隠禅師は東海道原宿(現沼津市原)に生まれ、15歳で出家し、全国各地で修行行脚を重ね、のちに臨済宗中興の祖とまでいわれた名僧です。当時より「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠」と謳われました。

 白隠禅師の墓は、出家し、また活動の拠点とした沼津市原の松陰寺や、晩年に開山した三島の龍澤寺にもあります。

天翔る富士の高嶺や冬紅葉  高資

https://www.yamanashi-kankou.jp/blog/2013/03/post-796.php

富士山はなぜ富士山というの? [富士ビジターセンター]

結局、なぜ富士山というのかよくわからないという

結論になってしまうのですが、わからないなりにまとめてみようと思い、

富士山の名前について書かれたサイトや本を読んでみました。

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なぜ「ふじさん」と呼び、「富士山」と書くようになったのか、謎のベールに包まれている。謎解きの本だけでも数多く出版されていて、定説はない。まず、なぜ「ふじ」と発音するのか。アイヌ語で火の山を指す「ふんち」「ぷし」、朝鮮語で火を意味する「ぷっと」「ぷる」、マレー語の素晴らしいを指す「ぷし」、古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」、おわんを伏せる「ふせ」など、様々な説が出されている。

なぜ「富士」と書くのか。

富士山が噴火活動を始めたのは、40万〜十数万年以上前で、それから噴火を繰り返し、現在の富士山の形になったのは8,000年ほど前になると考えられている。

はじめて「ふじ」の名前が記録に出てくるのは712年の「常陸国風土記(ひたちのくにふどき)」で、「福慈」と書かれている。1年中雪に閉ざされた、「福慈神」という高貴な冷たい女神が住む山だとされている。759年に成立した日本最古の和歌集「万葉集」では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」で登場。「富士」と書かれるのは797年の「続日本紀」あたりが最初となる。このほか「不死(不老長寿)」「不二(二つとない)」などとも書かれている。

精神的な風土に由来を求める説も多く、特に中国の徐福伝説に象徴される不老不死の神仙思想が深く関わっているとの見方が強い。甲斐の国は不老不死の神仙の地で、「死者のよみがえる地」と考えられていた。その国に境を接する霊峰が、「不死」「よみがえり」の山として位置付けられていったというのである。

<参考>

★山梨日日新聞社 YBS山梨放送

http://www.fujisan-net.jp/data/article/1051.html

★ウィキペディア

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1#.E8.AA.9E.E6.BA.90

★富士山が世界遺産になる日 小田全宏著 PHP研究所出版

★楽学ブックス 自然2 「富士山」JTBパブリッシング出版

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もうひとつ、外国のお客様からの質問です。

「富士山はなぜ『富士山』と言うの?」

そのお客様の推測では「富める知識人が住んでいたから」

というものでした。

富める知識人が住んでいたかどうかは疑問ですし

富士山の名前の由来にはいくつもの説があって、

これだ、という決定的なものがないと言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1 (抜粋)

語源

富士山についての最も古い記録は『常陸国風土記』における「福慈岳」という語であると言われている。他にも多くの呼称が存在し、不二山もしくは不尽山[注釈 5]と表記する古文献もある。また、『竹取物語』における伝説もある[注釈 6]。「フジ」という長い山の斜面を表す大和言葉から転じて富士山と称されたという説もある。近代以降の語源説としては、宣教師バチェラーは、名前は「火を噴く山」を意味するアイヌ語の「フンチヌプリ」に由来するとの説を提示した。しかし、これは囲炉裏の中に鎮座する火の姥神を表す「アペフチカムイ」からきた誤解であるとの反論がある[注釈 7]。その他の語源説として、マレー語説、マオリ語説[9]、原ポリネシア語説等がある。

明確に「富士山」と表記される過程においては駿河国に由来するとするものがあり[10]、記録としては都良香の『富士山記』に「山を富士と名づくるは、郡の名に取れるなり」とある。

富士山に因む命名

富士山が日本を代表する名峰であることから、日本の各地に「富士」の付く地名が多数存在している。富士山麓では静岡県に富士市や富士宮市、富士郡、山梨県に富士吉田市や富士河口湖町、富士川町がある。他によくあるものとして富士山が見える場所を富士見と名づけたり(例:埼玉県富士見市)、富士山に似ている山(主に成層火山)に「富士」の名を冠する例(信濃富士など)がある。日本国外に移住した日本人たちも、居住地付近の山を「○○富士」と呼ぶことがある。

詳細は「富士見」および「富士街道」を参照

全国各地には、別称を含めて少なくとも321座を超える数の、富士と名の付く山があり、それらを郷土富士と呼ぶ。

詳細は「郷土富士」を参照

地名以外にも「富士」を冠した名称は多く存在する。

詳細は「フジ」を参照

また、異名として「芙蓉峰」「富嶽」とも言う。

詳細は「芙蓉」および「富嶽 (曖昧さ回避)」を参照

地質学上の富士山

富士山の構造図

富士山周辺の地形図

地質学上の富士山は典型的な成層火山であり、この種の火山特有の美しい稜線を持つ。 現在の富士山の山体は、大きく分けて下記の4段階の火山活動によって形成されたものだと考えられている。

先小御岳(せんこみたけ)火山

小御岳(こみたけ)火山

古富士(こふじ)火山

新富士(しんふじ)火山

この中で先小御岳が最古であり、数十万年前の更新世にできた火山である。東京大学地震研究所が2004年4月に行ったボーリング調査によって、小御岳の下にさらに古い山体があることが判明した。安山岩を主体とするこの第4の山体は「先小御岳」と名付けられた。

古富士は8万年前頃から1万5千年前頃まで噴火を続け、噴出した火山灰が降り積もることで、標高3,000m弱まで成長した。山頂は宝永火口の北側1–2kmのところにあったと考えられている。

2009年10月に、GPSによる富士山の観測で地殻変動が確認された。これは1996年4月の観測開始以来初めてのことである。この地殻変動により最大2センチの変化が現れ、富士宮市-富士吉田市間で約2cm伸びた。これはマグマが蓄積している(活火山である)表れとされている。

プレートの観点からは、ユーラシアプレート外縁部で、北アメリカプレート又はオホーツクプレートと接するフォッサマグナ(すぐ西に糸魚川静岡構造線)に南からフィリピン海プレートが沈み込む位置であり(ほぼ、相模トラフと駿河トラフ及び伊豆・小笠原・マリアナ島弧を陸上に延長した交点)、3個のプレートの境界域(三重会合点(英語版))となっている。富士山下で沈み込んでいるフィリピン海プレートのさらに下に太平洋プレートが沈み込んでおり、富士山のマグマは、東日本にある島弧火山と同様に太平洋プレートに由来するものである。富士山の火山上の特徴は、日本列島の陸上で他にない均整のとれた山体であること、日本の火山のほとんどが安山岩マグマを多く噴出しているのに対し、富士山は玄武岩マグマを多く噴出すること、側火山が非常に多いことがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B7%E5%9C%9F%E5%AF%8C%E5%A3%AB

郷土富士