Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

この道往けば act2

第3次三重遠征第3弾 伊賀越 後編

2019.12.14 14:06

唐突に牙をむく三重県道42号。

実はこの手の区間は非常に短く100m程で終わります。

しかし何が厄介かというと、この厄介な100mが断続的に訪れるという所。

抜けたと思った難所が連続で訪れる苦しみは、厄介な区間が1km続くのに匹敵するくらい精神的にやられます。

抜土編程ではありませんが、ここの斜面もやんわり崩れてます。

このやんわり土砂崩れが続くと斜面がどんどん急になり、最終的に大規模な土砂崩れが発生するそうです。

ここはまだ初期ですね。

大きめのつづら折りとなっているこの区間では、崖下を覗けばこれから走る道を見ることができます。

こういう道は気をつけないと、自分の車が弾き飛ばした石が下の車を直撃するなんてことも起こりえます。

そして下の道がこちら。

左側が明るいことからも麓が近いことがわかりますね。

ここから道は新たな一面に突入します。

しっずかなこっはんのもりのかげから♪

もうおきちゃいかがっとかっこうがなく♪

思わず童謡を口ずさみたくなる光景です。

まぁ湖畔ではありませんが。

そしてこの頃から川幅が広がって行きます。

通行注意遅すぎだろ!!

絶対もっとヤバい所あったたぞ!

川幅はさらに広がり、橋も普通の(笑)ものになっています。

しかしこの川が荒れ狂ったんだなぁ。

この時はそんな想像全くできませんでした。

もっと上流なら想像できましたが。

これは・・・谷積み・・・なのかな?

石垣は見極めが難しいなぁ。

一回本買ってでもじっくり調べてみたいもんです。

この辺りでは断続的に綺麗な路面が現れます。

しかしこれも違う意味で主要地方道に見えないな・・・。

しかしいよいよ常住集落に入ったようです。

芸濃町(平成の大合併により現津市)の中でも最も山深い地域の一つですね。

キャンプ場の方に曲がる橋の欄干が公園の車止めみたいでした。

橋のこっち側がやたら広がってるんだけど、妙な形ですね。

親柱がガードレールと仲良しになってます。

センターライン!!!

前編からこの道を辿って初めて見るセンターライン!!!

もう離合に気を遣わなくてもいいんだ!!!

このくぼ地・・・地図上で見る限り・・・絶対あれなんだけど・・・。

大丈夫なのか?

まぁ僕はここで旧道探してましたが・・・。

安濃ダム(あのうダム)

本体は道から外れたところにあるので写真に収められませんでしたが、重力式コンクリートダムです。

しかしこの渇水状況はヤバい。

僕の知る限り、最も干上がってるダム湖かもしれない。


錫杖湖(しゃくじょうこ)

普段はとても美しい湖らしいのですが・・・、探索日は8月17日。

渇水状況は1ヶ月半が経った今でも続いているそうです。

異常気象だなぁ。


台風18号で犠牲になった親子が発見されたのもここでした。

もし満水状態なら見つからなかったかもしれません。

それがせめてもの救いかもしれませんね。

そしてダムと言えばトンネル!

ここには3つのトンネルがあります。

まずは一発目!

笹子トンネル(ささこトンネル)

名前はアレですが、ここは中央道ではないので安心です!

二枚目!

ぶれた!!

大谷トンネル(おおたにトンネル)

形としては笹子トンネルと全く同じですね。

ダム湖畔のトンネルに良く見られる特徴です。

そしてラスト!

宝並トンネル(ほうなみトンネル)

3兄弟と呼ぶにはピッタリなトンネル郡でした。

門前ヶ淵(もんぜんがぶち)という川の狭窄区間を抜け、美濃夜神社(みのよじんじゃ)という曰くありげな神社を抜ければ、景色は一変します。

いきなり町中!!

さっきまでの山奥前回感はどこに消えた!?

こんなにくっきり町と山が区切れてるのも珍しい・・・。

カーブ一つがその分かれ目ですね。

そして三重県道29号松坂青山線(まつさかあおやません)にぶつかったところで今回の探索、そして遠征は終了です。

実は三重県道42号には隠された秘密がもう一つありまして、この先では津ICのアクセスルートとなっており、津市内でも有数のビル街となっているのです。

三重県道の中でも有数のふり幅の大きい県道42号。

伊賀越からビル街まで一日で味わいたい方はいいかもしれません。

現在通行止めですが・・・。


以上、伊賀越編