岐阜遠征第4弾 関ケ原の謎の穴 中編
カオス空間を過ぎた道はかぎかっこの(「←これね)ような形で北進後、東へ進み国道365号にぶつかり終点となります。
現在地はここ。
全体行程の2/3くらいまできたでしょうか?
そしていよいよオブレーダーが反応している地点が近づいてきています。
続き行ってみよう!
道は広くなったり狭くなったりを繰り返しながら、東海道新幹線を跨いでいきます。
跨いでいくというか向こうが勝手に潜ってるんですが。
足下をあの鋼鉄の塊が超高速で通っていると思うと・・・。
ちょっと背筋が寒くなる今日この頃です。
まぁ日本の新幹線は世界一の安全性らしいので、万に一つも
トンネルが山ごと崩落する
なんて事故は起きないでしょうが。
ちなみに写真のポイントはまだ新幹線には差し掛かっていませんよ。
一般廃棄物最終処分場の辺りでは、やたら道がご立派になっていました。
処分場パワー?
処分場綺麗にした時ついでに道もってパターン?
いずれにせよ、ありがたく使わせていただきます。
なんかヘキサを見たのみ久しぶりな気がする・・・。
起点付近以来じゃないか?
そしてこのヘキサはある意味目印。
これが見えてきたらいよいよ、謎の穴の登場!!
なにを左半身を藪に埋まらせてるかと言いますと、見つからないんですよ!!
しかしここでようやく見つけました・・・。
謎の穴!!
謎の穴とはいっても明らかにこいつはアレです。
廃隧道
ただなんの目的があってこんなところを穿っているのかわからない。
だから謎の穴。
県道からはこれほど肉迫しています。
そして道幅も明らかに車両サイズ。
車が通ることを前提とした道幅です。
写真中央右にこの隧道が書かれていますね。
しかし行き先は不明。
左側にあるなんか立派そうな道は関ケ原鍾乳洞。
ここに至る隧道とは考えにくい・・・。
不気味なほど穏やかな洞内・・・。
廃隧道としては異常なほど綺麗な壁がその要因か・・・。
廃テーマパークみたい。
ただし手前に関ケ原メナードランド(廃)がありますが、その関連施設ではないことは道を挟んでいることからも明らかです。
草の生い茂り方を見てもそう新しいとは思えないのに、やたら綺麗な洞内。
これは良質なコンクリートを使っているとしか思えません。
傷どころかほとんどシミもない・・・。
振り返って撮影したこの写真。
ぶれてるのは撮影直前に、
土かぶりから目の前に鹿が降ってきたから。
心臓止まるかと思った・・・。
翼壁は破壊されていました。
意図的っぽいですね。
そして土かぶりが非常に薄いこともわかりました。
ここから導き出される結論はただ一つ・・・。
やっぱ戦争絡みだったか・・・。
この隧道が掘られていたのは旧陸軍火薬倉庫用の土塁だったのです。
そりゃ土かぶり少ししかなくても、切り通しにはできんわな。
この辺りは当時、東洋一の規模を誇る日本帝国陸軍の火薬庫でした。
一個小隊(30~60人)が常に詰めており、防衛にあたったとのことです。
結果として空爆もされず、各空軍基地に火薬を送り続けたこの火薬庫は成功だったのでしょう。
つまり謎の穴は・・・、
関ケ原火薬庫隧道
とでも呼んでおきましょう。
しかし軍道とはいえ道は道。
僕の守備範囲です!!
この道をかつて火薬を満載した車両が通ったのでしょうか・・・?
恐らく舗装されたことはないであろう路面は、現在木の根に冒されています。
思ったより伸びちゃった!
終わったと見せかけて、後編へ続きます!!
穴はもう一つあった!!!