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この道往けば act2

七曲峠

2019.12.14 14:35

七曲峠(ななまがりとうげ)

峠の名前として、これほどハードルを上げるのもそうそうないかと思います。

岐阜遠征からの帰り道、地図上でこの名前を見つけた僕は、 是非挑戦すべくこの峠に挑みました。

滋賀県道40号山東本巣線(さんとうもとすせん・レポ未)と滋賀県道264号高山長浜線(たかやまながはません・レポ未)を結ぶ林道上に位置するのが七曲峠です。

「七廻り峠」と記載されていますが、これは近年こう書かれだしたもののようで、古来の名はシンプルに「七曲峠」だったそうです。

そんなこともあるんだなぁ。


そして林道が結んでいる2つの県道。

こいつらも相当癖のある県道達です。

滋賀県道40号は車両通行不能区間上に品又峠(しなまたとうげ・レポ未)を、滋賀県道264号はピストン県道ですが、終点から続く林道が鳥越峠(とりごえとうげ・レポ未)を越える、いずれもかなりのレベルの山岳路線です。

どちらも岐阜県に至るというのが共通してますね。

かの八草峠(はっそうとうげ・レポ未)と同じ伊吹山地と両白山地の境目を越える峠達です。


さてそれでは話を七曲峠に戻しましょう。

こちらは伊吹山地の枝尾根を越える峠です。

さて今回の探索は日暮れ間近ということもあり、かなり駆け足での走破となりました。

かなり雑な(汗)探索と、写真のブレが多いのでご了承ください・・・。

そしてこの峠のある林道の名前、

七曲林道(ななまがりりんどう)

峠名を冠する林道ってなんかいいよね。

ええっとね。

林道の感想としては、普通の山道(笑)

これと言って古道の雰囲気があるわけでもなければ、本格的な山岳林道というわけでもありません。

走りやすいけど、コメントも書きにくい(笑)。

古道の雰囲気が無いと書きましたが、それもそのはず。

この林道は峠から見ると新道なのです。

この直前、普通に林道と間違えて古道の方にしゃりおくんで突っ込んでえらい目にあったのは内緒(笑)。

だから早くカーナビを(ry

この古道ですが、ネット上を探しても踏破の記録がほとんどありません。

ここはいずれ探索したいところです。

ときどき廃道っぽい分岐が目に入ります。

これは古道のなれの果てと考えていいものか・・・?

林道は作業路が分岐するのが常識なので、なかなか判断が難しいところです。

七曲峠の標高は408m。

周囲を伊吹山地に囲まれるこの地域では低い部類の峠です。

七曲峠、着。

記念碑もお地蔵様もない殺風景な峠です。

・・・・・・・・・というわけではなかったらしく。

実はこの階段を上った上に祠も記念碑もあったらしいのです。


う~ん、今回はかなり雑だなぁ。

え、いつものこと??

いや、ちゃんとまた来ますよ!!

補完編やりますから!!

あまり変わり映えも無く道は続きます。

スタート地点は滋賀県米原市でしたが、現在は長浜市。

峠は今も市境として機能しています。

七曲の名にふさわしくくねくねしている長浜側。

いいぞ!

こっちの方が峠探索してるって感じがする!

どんどん来い!!

沢・・・だったもの。

もはやガレ場だよね。

これが悪化すると土石流が起こります。

これは沢とは呼びにくいな・・・。

大きなヘアピンもありました。

線型的にはここがハイライトかな。

いよいよライトが点きましたそれほど暗く感じませんが、もう十分黄昏時です。

そしてそろそろ・・・、

県道264号に到達。

ここは谷坂隧道にも程近いです。

谷坂隧道の探索の抱き合わせでいかがでしょうか(笑)。

こちらの林道看板は浅井町(あざいちょう)のままでした。

平成の大合併はいつになったら看板まで浸透するのでしょうか・・・。

なにはともあれ、再訪の宿命を遺して道は潰えます。

さぁ帰ろう・・・。


以上、七曲峠編