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この道往けば act2

田烏隧道 小浜側 後編

2019.12.14 14:39

前回の予感。

これは来るな。

隧道が来る形だよ。

右にはもう山しかない状態で右に曲がるというのは、もう穴を掘るしか道を作りようがないはずなのです。

しかしここで足元には不穏なものが・・・、

ほね!!・・・だよね・・・?

まぁサイズ的にどう考えても人間のものではなさそうなので(大腿骨だよね、たぶん)、事件性はなさそうですが。

なかなかこのご時世、自然界で骨と出くわす機会もそうないわけで・・・。

いやぁ、一瞬血の気引いたよ・・・。

右カーブの先で道はぷっつり終わっていました。

こんなに隧道疑定地がわかりやすい旧道も珍しい・・・。

そしてここからは完全廃道というわけか。

その証拠に、右の路肩(というか路上)には通行止めを示す看板や簡易バリが捨て置かれていました。

この付近に何が起きているのかわかりませんが、道路関連設置物の墓場のような様相を呈しているこの広場。

これってガードロープの支柱じゃないの?

奥には「警笛鳴らせ」の標識もありました。

もっと漁ってれば珍しい標識に出会えたかも・・・?

もったいぶっていても仕方ないので、いよいよ隧道を探しましょう。

まずはアスファルトの切れ目です。

確実に言えるのは、明らかに人工的な盛り土がなされているということ。

いわゆる廃道化工事を受けているということがわかります。

・・・これは完全埋没もありうるか・・・。

登ってみました。

何となくここが道だったんだろうなぁという雰囲気です。

しかし地形的にはまさにどん詰まり。

隧道は間違いなくここにあります。

というか実は見えてるんですが・・・。

抗口発見!!

だけどあれ・・・、絶望的じゃね・・・??

なぜボートが・・・?

やっぱ私有地なのかな?この辺り?

あ、いけね。

また焦らしちゃった・・・。

抗口全体を覆う土壁は、当たり前のこととはいえ高く、しかも表面が苔むしていてなかなか登るには難儀しました。

右側に自然のガレなのか、先人たちの爪痕なのかはわかりませんが、比較的傾斜のゆるやかな場所を見つけここから登攀。

よし!!

扁額があるぞ!!

さぁこの先・・・、隧道は口を開けているのか??

キターーーーーーー!!!!

開口確認!!

努力は報われたぜ!!

長野隧道並みの狭さだ!!

ただここで問題発生!!

先生!この隧道・・・、

めちゃくちゃ臭いです!!

これはあかん、まじであかん。

これはきっと入ったら死ぬやつや・・・。

いや、死にはせんかもしれんけど、きっと今後の活動に支障が出るほどのトラウマを負いかねん。


写真はあまりの臭さに飛びのいた際に訳も分からず撮影した一枚。

においの内訳は・・・、

蝙蝠の糞 60%
腐った泥臭さ 20%
なんかよくわからん未知の臭気 20%

たぶんこれ、なんか発酵が進んで出ちゃいけないガスとか出てるんじゃねえの??

顔突っ込んだまま意識失って倒れたら、あの急斜面を滑り落ちて臭い隧道にカップインだぞ!

ひどい罠だ!!

前代未聞の臭い穴、田烏隧道・・・。

僕は本当はこの穴を貫通して、反対側に出る予定でした。

しかしここでマジで命の危険を感じた僕は急遽作戦変更。

しゃりお君で反対側を目指します。


思ったより隧道手前ではしゃぎすぎたので、変則4部作とします。

これで第2回終了。

あと2回、乞うご期待!

反対側へワープ!!