旧北陸本線 疋田駅周辺 中編
僕には見えます。
この先に伸びる線路と橋梁の姿が。
気分は「Stand by Me」
あのテーマソングがリピートします。
先代の骨董品カメラの望遠ではこれが限界・・・!
木々の間にうっすらと見える橋台。
やはり国道の下に埋もれてたか。
しかしこれで前編からのルートは確定しました。
そしてこの場から振り返ったのがこの写真。
見えるねぇ。
線形が見えるねぇ。
行けるとこまで行くよ~!
単線分の狭さの平場。
ただの畦道には広すぎるでしょう!
今回のレポでは3回に分けた探索の写真を使用しています。
この写真の撮影は今年3月。
うるさい藪もまだまだ口をふさいでます!
振り返れば直線的に伸びる平場。
そしてその先に橋のない川。
こういう光景好きです。
なんか…先細ってきた!
これはどう考えるべきか。
ただの畦道なのか?
いや国道に削られたとも考えられる。
取り敢えず先を見てみよう・・・。
おふぅ(嗚咽)
消えたな・・・。
これはバイパスの反対側に回ったとみるべきか。
これを考えると地図的には・・・、
緑色の部分が現在では車両での通行が不可能な部分。
右側の緑色が今回の探索区間ということになります。
これではわかりにくいので写真で言うなら・・・、
こんな感じになります。
旧国道8号で紹介した道が消える旧道区間に繋がるわけですね。
あそこも築堤が築かれた分かりやすい廃線跡です。
ここからは概ね旧北陸本線は国道8号(現・旧)と福井県道140号と姿を変えています。
そんな旧道が再び姿を現すのがここ!
これで3回目、僕も大概好きだなこの隧道(笑)
さぁご登場いただきましょう!!
小刀根隧道
明治14年竣工
日本人技師による作では、現存するものの中で2番目に古いという超有名物件。
しかもこんな大物が・・・、
こんな無造作にあるんだから堪らない!!
隧道は直線的に掘られていて、半島状に突き出している岸壁を穿っています。
いかにも廃線らしい物件ですね。
色んなサイトにあるこのアングルからの写真。
この隧道の象徴的な景色かと思います。
ではこの手前にある橋。
前回までここに注目してなかった僕はまだまだ甘かった。
ここは明治時代に開通した廃線跡。
当然あるはずなんですよ。
通常のアングルからは当然見えない。
そう欲しいものは目の前にあるとは限らない。
足の下にあるのです!!
布積みの橋台!!
これを見逃していたとは不覚の至り・・・。
歩行者用の橋としてですが、現役を保っているというのもまた得点が高い!
当然反対側も・・・、
ご立派なものが・・・。
う~ん、古き良き土木って感じですね。
奔流に洗われた水面付近の石の色がまたいいですね。
あれが本来の色だったのでしょう。
赤い橋台・・・、風流ですねぇ・・・。
さて、案外長引いてきちゃった。
次回はいよいよ3度目の小刀根隧道に潜ります!!