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この道往けば act2

旧北陸本線 疋田駅周辺 中編

2019.12.14 16:27

僕には見えます。

この先に伸びる線路と橋梁の姿が。

気分は「Stand by Me」

あのテーマソングがリピートします。

先代の骨董品カメラの望遠ではこれが限界・・・!

木々の間にうっすらと見える橋台。

やはり国道の下に埋もれてたか。

しかしこれで前編からのルートは確定しました。

そしてこの場から振り返ったのがこの写真。

見えるねぇ。

線形が見えるねぇ。

行けるとこまで行くよ~!

単線分の狭さの平場。

ただの畦道には広すぎるでしょう!


今回のレポでは3回に分けた探索の写真を使用しています。

この写真の撮影は今年3月。

うるさい藪もまだまだ口をふさいでます!

振り返れば直線的に伸びる平場。

そしてその先に橋のない川。

こういう光景好きです。

なんか…先細ってきた!

これはどう考えるべきか。


ただの畦道なのか?

いや国道に削られたとも考えられる。

取り敢えず先を見てみよう・・・。

おふぅ(嗚咽)

消えたな・・・。

これはバイパスの反対側に回ったとみるべきか。

これを考えると地図的には・・・、

緑色の部分が現在では車両での通行が不可能な部分。

右側の緑色が今回の探索区間ということになります。

これではわかりにくいので写真で言うなら・・・、

こんな感じになります。

旧国道8号で紹介した道が消える旧道区間に繋がるわけですね。

あそこも築堤が築かれた分かりやすい廃線跡です。

ここからは概ね旧北陸本線は国道8号(現・旧)と福井県道140号と姿を変えています。

そんな旧道が再び姿を現すのがここ!

これで3回目、僕も大概好きだなこの隧道(笑)

さぁご登場いただきましょう!!

小刀根隧道

明治14年竣工

日本人技師による作では、現存するものの中で2番目に古いという超有名物件。

しかもこんな大物が・・・、

こんな無造作にあるんだから堪らない!!

隧道は直線的に掘られていて、半島状に突き出している岸壁を穿っています。

いかにも廃線らしい物件ですね。

色んなサイトにあるこのアングルからの写真。

この隧道の象徴的な景色かと思います。


ではこの手前にある橋。

前回までここに注目してなかった僕はまだまだ甘かった。

ここは明治時代に開通した廃線跡。

当然あるはずなんですよ。

通常のアングルからは当然見えない。

そう欲しいものは目の前にあるとは限らない。

足の下にあるのです!!

布積みの橋台!!

これを見逃していたとは不覚の至り・・・。

歩行者用の橋としてですが、現役を保っているというのもまた得点が高い!

当然反対側も・・・、

ご立派なものが・・・。

う~ん、古き良き土木って感じですね。


奔流に洗われた水面付近の石の色がまたいいですね。

あれが本来の色だったのでしょう。

赤い橋台・・・、風流ですねぇ・・・。

さて、案外長引いてきちゃった。


次回はいよいよ3度目の小刀根隧道に潜ります!!