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この道往けば act2

第2次京都遠征第4弾 狭間峠

2019.12.14 16:37

ごめんなさい。

アレはもうちょっとあとで公開します!


前回廃を煽ってみたんですが、やっぱり時系列順の公開の方がいいと思い直しました。

今回はちょっと国道162号から少し離れた峠をご紹介します。

とはいってもこの峠、まったく国道162号と無関係というわけではなく、むしろ今まさに国道162号にとってなくてはならない存在となっています。

国道162号が嶺南と京都をつなぐという役割を担っている以上、この峠がなければその役割を全うできないのです。


詳しくは本編にて!

ではレポスタート!!

ここは国道162号からこれから向かうべき峠の方を写した写真。

これから向かう峠も府道の峠。

現役として活躍しています。


そして今まさに、ここが府道として指定された意義を最大限果たしている最中と言えます。

京都府道366号塔下弓削線(とうしもゆげせん)

それがこの府道の名前。


この道に与えられた最大の役割は国道162号と国道477号の連絡。

そして双方の迂回路というお仕事。

起点である国道477号と京都府道61号によって、国道162号をバイパスすることができるということが大きな役割です。

そう、まさに今この府道は国道162号のバイパスとしての役割を果たしているのです!


台風18号

今年の道事情に大きな影を落としたこの台風。

福井、京都、滋賀に多大なダメージを与えたこの台風は、この国道162号にも大きな傷を残していきました。


鳴滝橋(なるたきばし)落橋

この落橋を最初に発見したのは救急車だったそうです。

避難指示を出していた救急車が橋を渡ろうとした際、助手席に乗っていた救急隊長が落橋を確認し急ブレーキ。

車体全体の1/3が脱輪して停止しました。

もし転落していたら・・・。


皆さんも台風の深夜どうしても運転しなければならないときは細心の注意を払いましょう!

外出しないのが一番ですが・・・。

肝心の府道は早速森に突入していきます。

いいね!

300番台って感じ!


この先にある峠。

それは何とも意味深な名前。

狭間峠(はざまとうげ)

何に挟まってるの??

なんとも普通の道・・・。

道幅は2.0ってとこでしょうか。

センターラインはありませんが離合はできます。

ただ減速は必要です。

山中の道にはありがちな広さです。

しかし気になる狭間峠の名前、これはやはり山がⅤ字に切れ込んだ部分を狭間と呼んだのが由来だそうです。

個人的には地名由来の峠より、こういう名づけの方が好きですね。

そして・・・、

狭間峠、着。

標高310m。

丹波高地の中ではかなり低い峠です。

この切れ込み具合が名前の由来なんでしょう。

確かにⅤ字なんですが・・・。

現代的な擁壁がごつすぎていまいち雰囲気がつかめない・・・。

過去の文献では展望に優れると書かれていたようですが、植林の影響かその面影はありません。

ちなみに峠にはお地蔵様など、峠のアイデンティティと言えるものはありませんでした。

きっとかつてはあったんでしょう。

今はいずこへ・・・。

ここにもありました。

京都の峠名物、融雪剤!!

一般府道は仕様なのか屋根はありませんでした。

雨ざらしで大丈夫??

それほど大きなカーブもなく、この辺りで有数の低い峠というだけあり、平穏に下っていく峠道。

低い峠は薄暗いことが多いんですが、ここは明るくていいですね。

向きによっては眩しいほどでした。

高地帯にある峠は片峠になる場合が多いということを改めて認識できますね。

ここまで紹介した御経坂峠、栗尾峠、そしてここ狭間峠、すべて片峠。

高地というのは山と盆地で構成されますから、当たり前と言えば当たり前。

高地帯の特殊性を目の当たりにします。

これが峠にあったお地蔵様・・・?

これは確証はありません。

しかし道に由来するものであることは確か。

手を合わせて先へ進みます。

もうここは峠道とは言えません。

麓です。

ここまで来るとあの道が現れます。

国道477号

普通の道の顔しやがって(笑)

ここを右に曲がれば栗尾峠方面の国道162号へ、左に曲がれば百井別れ方面です。

今回の地図はこちら

次回はちょっとミニレポ。

小ネタをお届けします!


以上、狭間峠編