旧国道8号第8弾 大谷隧道群旧道 忘れられいく道編
劇的!!
Before!
After!!
前回からの続きです。
道の規模は間違いなく同じ、拡幅もされていないはずです。
しかし舗装によって、道はここまで立派になるのです。
そしてなにより、現役というのは大きい。
道は使われてなんぼ、それが如実に伝わってきます。
ただ新しいアスファルト舗装と電柱に騙されてはいけません。
ここはあくまで国道8号の旧道。
越前海岸を走る道は皆、こいつからは逃れられません。
白波の断崖
最も海に近い道は越前・河野しおかぜライン。
その上の電光型の道は福井県道204号からしおかぜラインへのアクセス路。
奥に見えるのは以前探索した福井県道204号です。
国道8号現道は視界の区間では敦賀隧道(つるがずいどう)に潜っているため確認できません。
しかししおかぜラインヤバい。
この日は高波によって通行止めでしたが、それも納得。
バッシャバッシャ被ってましたよ。
4つの旧道の中で2番目に長い旧道区間でしたが、サルが行く手を遮った以外は特筆すべきもない3号隧道旧道現役区間。
藪はきついけど書くことは多いからなぁ(笑)
レポ書く段階となると藪の方がマシです。
この2週間後、藪で窒息しかけるとも知らず・・・。
3号隧道旧道制覇!
舗装はここで唐突に途切れていました。
やはり分岐は2号隧道と3号隧道のわずかな明かり区間、つまり写真の地点です。
しかし現道に舗装が繋がっていないということはわかる人だけわかれよということでしょう。
ぶっちゃけ、僕みたいなやつが興味本位で突っ込んで水道施設でUターンするのを防いでいるんでしょう。
それ正解!
なにはともあれ残りはあと一つ!
それもこんな感じ!
車ならともかく、徒歩ならもらったも同然!
おそらく全区間通して最も現役当時の面影を残しているであろう2号隧道旧道。
この道はかつての幹線として多くの車両が行きかった国道8号の前身なのです。
しかしこの道を今知っている。
もしくは利用している人は両手で数えられる程度ではないでしょうか?
くっきり刻まれたダブルトラックは確かに現役の証。
道の鼓動。
しかしその鼓動は非常に弱々しく感じました。
これは・・・なんだろう?
もしかしてお地蔵様がいらっしゃたのか?
それにしては小さいような・・・。
ご存知の方、ぜひご教授ください!
この道の脇には売り物件がありました。
なかなか怖い立地ですね。
良からぬことをしてても気づかれなさそうな・・・。
いや、もちろんこういう立地の施設みんながそんなんじゃないとはわかってますが。
不気味ですよねぇ・・・。
しかし今の感覚からすれば、これが1ケタ台の国道だったとは思えない貧弱さ。
この道が日本海側の大動脈だった。
その感謝を、僕たちは忘れてはいけないと思います。
ガードレールとロックシェッドが見えてきました。
長かった旧道探索にも終わりの時が来たようです。
旧国道8号大谷隧道群旧道区間、全行程探索終了。
僕がこれまでに行った旧道探索の中でも指折りに印象深かった今回の探索。
その終わりは最も現役の痕跡を残す部分を見ることで報われました。
これが今回の探索によって得た情報です。
ちなみに黄緑は探索済み区間。
北には大谷第一隧道(黄緑にし忘れました)が、南には福井県道204号が続きます。
これで大分、国道8号の旧道を明るみに出すことができました。
国道8号の旧道探索は今後も断続的に行いますのでご期待ください!
次回は、2014年度一発目の遠征をご紹介します。
場所はもはや酷道の聖地と化しているあの半島!
お楽しみに!
以上、旧国道8号大谷隧道群旧道編