紀伊半島遠征第2弾 海野浦隧道
さて今回紹介するのは、この日の探索で本命としていた探索地に向かう途中、間違えて入り込んだ道で発見した物件です。
まぁ下調べちゃんとしとけよって話なんですが、こんなこともあるのが遠征の面白いところ。
ゆえに、詳細は不明。
ネット上でもここに関する情報はほとんど得られませんでした。
ご存知の方いらっしゃったら教えていただきたいです。
場所はこちら!
まぁこの場所を見る人が見るだけで、たぶんね。
僕がどこを目指していたかすぐ分かる場所ではあると思うんですよ。
しかし国道42号から少し離れた場所に位置する県道上のトンネルの旧道という位置づけです。
その前に・・・、
いかにも不思議な切れ方をしている県道516号と581号の間を結ぶループ橋をチェック!
三重県道516号長島港線(ながしまこうせん)
こちらは港が終点なので、港でぶつっと切れるのは理解できます。
三重県道581号長島港古里線
(ながしまこうふるさとせん)
こちらも港が起点ですが、ちょうど江ノ浦(えのうら)の反対側が起点となっているようです。
せっかく立派なループ橋あるんだからまとめりゃいいのに。
なんか複雑な事情でもあるんですかね。
ちなみに橋の名前はそのまんまでした。
江ノ浦大橋(えのうらおおはし)
昭和46年竣工、全長474mだそうです。
ちなみに江ノ浦にもう一つある橋は可動橋だそうです。
こちらも気になりましたが、先を急ぐ旅の為華麗にスルー!
また来たいなぁ。
今回は北から南へ向かっているので、次に出会う県道は581号となります。
ここがその県道581号の起点。
ここから目的地まではすぐそこです。
というか偶然の発見なんで写真が少ないんですよ。
平にご容赦を・・・。
廃隧道発見☆
すりガラスのようなフェンスに遮られカモフラージュされてましたが僕の目は誤魔化されません。
匂いにつられて入り込んだ先に、それはありました。
扁額あるんですが・・・、
読めない。
その為、現道のトンネルの旧道ということで、当ブログでは旧海野隧道(きゅううみのずいどう)と仮称しています。
※後日、コメントによる情報にて名前が「海野浦隧道(うみのうらずいどう)」と判明しました。
クイックさん、ご指摘ありがとうございました!
さて辺りを見渡してもプレートなども見つからなかったので、あきらめて反対側へワープ!
隧道見えてますよ・・・。
もうちょっと気合い入れて隠した方がいいんじゃなかろうか??
まぁ好き好んでこんな藪に入る変人はそうはいないと思いますが。
なんかこの写真だけ見ると、すっごい山奥の廃隧道みたいに見える!
実際は海抜2mもないとこなんですが(笑)
振り返れば海だし・・・。
この旧道区間では隧道以外で唯一の遺構であるカーブミラー。
今、彼が写すものはこの旧道の主の屍のみ。
廃道の悲しみはこんな短い区間にも存在するものです。
遠征で偶然出会った廃隧道。
本当の名さえ知らぬこの隧道ですが、この巡りあいで2014年もよい探索ができるんじゃないかと感じました。
この先の本当の戦いに向けて、よいエールがもらえたプチ探索。
さぁ次からはいよいよ、佳境に突入!
以上、旧海野隧道編