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この道往けば act2

紀伊半島遠征第11弾 引牛越 険道のオアシス編

2019.12.15 02:40

久しく吸っていなかった人間界の空気。

しかしここはまだ辺縁、人の姿は見えません。

ただし1軒きり

前回のあそこに住んでる人、急病とかになったら大丈夫なのか?

もしくは仙人なのか??

いらん心配をしてしまいます。

なんか道路状況も悪くなってきた気がする!

ここなんか崩れただろ。

どけた直後っぽいぞ。

いやぁああああああああ!!!

さっきの家マジで大丈夫か??

リアルに孤立するんじゃないのか??

恐ろしすぎる!!

もちろん何もないわけではなく、何かの施設のような道も分かれていました。

ただここ、常時人がいるような感じじゃないなぁ。

水道施設かな?

ここにきて、かなり思い切った場所に道通しだしました。

直角左カーブの先になぜガードレールがない。

ここでブレーキ効かなくなったらダイブトゥブルー確定です。

さっきの場所から見たこの先の道。

これは前言撤回しなきゃならないようですね。

ここはまだ人間界じゃなかったようです。

振り返り見た先ほどのおうち。

改めて、えらいところにおうち建てましたね。

右側明らかに崩れてるし・・・。

10分ほど進むと明らかに先ほどとは違う「集落」が現れました。

しかし油断はできない。

こういうぬか喜びを何度も味あわせてくれるのがこの道の怖いところ。

地図で見てもこの「寺垣内(てらがいと)集落」は道半ばのはずです。

「てらがいと」と聞いて「テラバイト」かと思った僕はもう駄目な人かもしれません。

上記の寺垣内は村営バス寺垣内線の終点となっていて、ここより西にはバスはありません。

まぁ集落もありませんが。

つまり東に攻め入っている今回の旅ではここから先はバス路線ということです。

切り通しも先ほどより広めにとられている気がしますね。

ここが県道だということを忘れそうになる道ですが、やっぱりなんだかんだ言っても県道なんですよね。

ここでは林道はこんな有様になるんですから。

木材が置かれているところを見ると現役なんでしょうが・・・、林業者にもとんでもない運転技術が求められるということか。

侮りがたし、紀伊山地。

集落だけどものすごい勾配だなここ。

なんかちゃっかり県道アピールしてるし。


そして予想通り、ここからは集落が点在してきます。

おかげで道に取り込まれる事態は避けられそうですね。

あれは周りの景色に大いに影響される現象ですから。

ヘアピンカーブと九十九折れでじわじわ標高を落としにかかる県道735号。

しかしここの橋は統一して好感が持てます。

年を重ねたコンクリートってなんであんないい渋みが出るんですかねぇ。

この案内素晴らしい!!

わかってる。

ここの人たちはわかっている。

自分たちの地域でトイレがいかに貴重かわかってる!!

男はいいけど女性はね・・・。

集落までの道でも道は改善するわけでもなく、低い方の安定感で突っ切ります。

流石です。

こうでなきゃわざわざこんなとこまで来ないですよ。

紀伊山地、最高に満喫してます。

トイレは思いのほか綺麗じゃないか!!

個人的な感想としてはいかに幹線林道にありそうなトイレで休憩をはさみ、ラストスパートに備えます。

ここから景色は変わるのか。

はたまたこのまま終わるのか。


次回に続きます!