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この道往けば act2

中山峠 後編

2019.12.15 03:24

南越前町!
もうちょっとやる気出せよ!!

前編からのあまりの落差に愕然としました。

幅員減少の標識もなければ、反射板もなし。

竹林に突っ込みかねません。

振り返って見上げた市境。

中山峠より峠らしいですね。

「甲楽城峠(かぶらきとうげ・地名より)」と仮称しましょう。

典型的な片峠の様相を見せる甲楽城峠。

ずっと山中を走ってきた県道206号でしたが、ここに来て初めて「山に迫られる」感覚を味わっています。

越前海岸から嶺北を横断する県道では、よく味わうこの感覚。

地域色が出ています。

竹林の向こうがやたら明るいのは、そこはただ空中だから。

山深いように見えますが、右側は切れ落ち越前海岸まで続く深い谷となっています。

そして竹林というのはあまりこの辺りでは見られない植物相です。

植えられたもの??

かなり半径の小さなヘアピンカーブがありました。

個人的にはヘアピン前のおにぎりがいい感じ。

晴れてる時の木漏れ日って時に厄介だよね・・・。

明度を上げているのでそれほど暗く感じませんが、実はかなり夕闇が迫っていたこの探索。

焦りすぎですね、こりゃ。

もうちょっと気持ちに余裕を持たなければ。

こういうところでスピード出すとろくなことになりません。

何度こんなところで落ち枝やら落石やらで車に傷つけてるんだか・・・。

いよいよ越前海岸沿いの集落、甲楽城に突入しました。

ここから道はさらなる変貌を遂げます。

さぁどっちが正解だ??

僕は正直、カーナビがまだ普及していなかった頃。

ここを左折が正解と思いました。

何せ奥はお墓が立ち並ぶやや不気味な道。

今と同じく夕暮れだったこともあり、広く明るい道を選んだのです。

しかし正解はもちろん、

右(というか直進)

疑惑の交差点さえ抜ければ、そこにはもう海が見えています。

まだゴールじゃなかったのか!!!

なんだこの立体迷路!!

ちなみにここは左が正解。

カーブミラーが左にのみ設置されている優遇がポイントです。

ガードレールにはもうちょっと目立つやり方があったんじゃないかっていう案内もありますね。

そして国道305号に着いて真のゴールを迎えます。

最初が山でゴールが海だと別の県道を走ってきたような錯覚に陥りますね。


国道305号は菅谷トンネルが開通して不通区間を解消し、通行量が増えたと今話題の国道です。

菅谷峠(すげんたんとうげ・レポ未)も行かなきゃな・・・。

その前に前編で話した峠たちにも・・・。


さて、福井ローカル峠ネタは次回はお休み。

過去に紹介した、あの大物の裏側をレポします。

お楽しみに!


以上、中山峠編