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この道往けば act2

春日野隧道 Reverse 水難の相編

2019.12.15 03:30

思えばこの極小洗い越しが始まりだった。

この旧道を四輪車以外で通過する場合必ず問題になる障害物。

水がこの先、探索者を苦しめます。

奥に見えるコンクリートの基礎のようなものは、貯水施設(?)でした。

中には水が貯められていて、農業用水として使われている(いた?)のかもしれません。

前半からやばかったのに、路面は明らかに濡れてきた。

嫌な予感・・・。

どこもかしこもぐっちょぐちょ

泥に車輪が取られて結局チャリ押しています。

さらに小川になっているところでは水が路面を抉っていて、路面がたがたです。

スピード出してたら危ないぞ・・・。

そしてここには地図にない道が分岐していました。

方向的には国道8号現道方面ですが・・・。

林道でしょうけど、どこに繋がるか気になる道です。

なかなか立派な規模ですしね。

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この時点で僕は長靴を履いてこなかったことを後悔しました。

全体的に濡れているので、谷田部坂のやんちゃな小川より厄介です。

というか実は春日野隧道に突入するためリュックには入っていたのですが、出すタイミングを逸してしまいすでに靴は泥だらけ・・・。

嗚呼、俺の馬鹿・・・。

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貯水場付近を過ぎると路面は静寂を取り戻します。

ただし唯一、山側の路肩に小川が現れたことが変化と言えます。

地図を見る限り、この小さな流れが具谷川(ぐたにがわ)の源流のようですね。

具谷川はこの先河野川(こうのがわ)と合流して日本海に注ぎます。

そして河野川と言えば桜橋のあの激流を思い出すします。

アレを見ると俄かには信じられませんが・・・。

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相変わらず夏場には地獄と化しそうなススキ地帯を抜けていきます。

これは本当に探索時期が良かった。

夏場は蜘蛛の巣とススキの地獄と化すでしょう。

雪のない冬が正解です。

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基本的には変わり映えのしない道。

しかしここが天下の国道8号だったと思うだけで、その見方は大きく変わります。

ただの林道ネタならもっとカットするところですが、旧国道となれば・・・。

その今を余すところなく伝えたいと思うわけです。

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ここで再び貯水施設が現れました。

まぁそういうことです。

ドロドロ再びです。

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この辺りには比較的手が入っているらしく、このような排水設備が整っていました。

まぁ排水が完全じゃないからドロドロなんですが。

なかったらこんなもんじゃなかったということか・・・。

芝まで敷いてありますが、この緑化の恩恵にあずかる人は少なそうです。

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ここには不動明王像が置かれていました。

不動明王と水はかなり密接に関係があるようです。

一般には炎のイメージが強いですが、不動明王の会得が得られる場所は滝であることを考えればそれも納得です。

仏教的に正しいかはわかりませんが、守り神としておかれていることがわかります。

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2つ目の貯水池を境に、崖側の植生が竹林に変わりました。

探索時は筍には早い季節でしたが、時期になれば路面からもぼこぼこ出てくるんじゃないでしょうか?

大丈夫なのかな??

こんな風にならない??

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タイヤの不法投棄に怒り狂う樹木

僕にはそんなふうに見えました。

不法投棄はダメ、絶対。

さて、泥水の洗礼を受けた僕は心と靴にダメージを負いながらも前進を続けます。

次回、新たな局面に突入!!