春日野隧道 Reverse ニセ春日野峠編
怒り狂う樹木から先も道はあまり変わり映えせず続いていきます。
断続的に路肩の小川が洗い越しよろしく道を渡るので、そのたびに靴とズボンが犠牲になります。
普通上流側に行けばいくほど川幅は狭くなりますが、途中何度も分岐するのでむしろここの小川は水量が増えていくという不思議な状態になっていますね。
最後に小規模な滝を迎え、小川は姿を消しました。
これで水気とはおさらばかな・・・。
やんわり崩れてます。
左側斜面は明らかに近い過去に崩れたことがある斜面の形。
土砂がないということは最低限の整備はされているようですね。
取り敢えず通れるようにしたので自己責任でどうぞ♪ってことですか。
標高が上がってきたのでしばらく降ってないはずの雪が残っていました。
思えばこれが今年見た最後の雪だったかもなぁ。
空が開けてきました。
これは明らかに峠が近いという状況です。
ぼちぼち来るか・・・?
今走ってきた山の稜線と、向こうの山の稜線がこの先ぶつかっていることがわかります。
あのカーブの先、どんな光景が待っているのでしょうか?
これは見事な峠!!
付近には古道の春日野峠(かすがのとうげ・レポ未)があるので、ここがてっきりそうかと思いましたがどうも違うようです。
ここはニセ春日野峠と名付けよう。
この峠でこれまで歩いてきた稜線を越えて、本尾根に突入することになります。
非常に切り通しの長いニセ春日野峠、当然そこに雨水が流れ込むので路面はぐちょぐちょです。
もうどんなけ汚れても同じですが。
峠を抜けると道は二手に分かれます。
左の道。
これも元をたどれば国道8号の旧道と言える道です。
春日野新道(かすがのしんどう・レポ未)
明治5年開鑿、明治7年竣工の立派な明治道。
現在でも国道305号を経由して河野村へ抜けることができます。
ここもいずれ探索します!
ちなみに新道と言ってますが、春日野新道の方が春日野道より古い道だったりします。
ややこしや・・・。
その辺は本編に詳しいです。
そしてこっちがこれから進むべき右の道。
いきなりのバリケードが馨しい。
切り通しからスタートというのも素晴らしいじゃないか。
さぁテンションあがってきたぞ!!
おそらく旧道入口にあったものと同じ内容の看板。
形が同じだったので内容は確認していませんが、ほぼ間違いないでしょう。
この屍っぷりがまた旧道の味になっています。
雰囲気って大事ですよね。
先ほどよりもやや荒れた感のある旧道。
それでもダブルトラックはしっかり残っています。
・・・夏場はえらいことでしょうが・・・。
先ほどまでとは逆の斜面になったので、山と崖の位置が逆転しています。
変化に乏しい旧道だったので、この変化は素直にうれしい。
日当たりもいいしね!
さてこの先に残るイベントは一つしかない。
あとはもういつ出るか・・・。