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この道往けば act2

岐阜遠征第1弾 梅谷越 前編

2019.12.15 03:42

僕の道趣味の中でも、他と一線を画すジャンル。

それが峠です。


一口に峠と言っても、

洞ヶ峠新道野越に代表される幹線峠。

倉見峠次月峠に代表される国道峠。

牛廻越温見峠といった酷道峠。

魚見峠蝙蝠峠の県道峠。

黒河峠五波峠といった林道峠。

湯尾峠塩坂越といった古道の峠。

こんな分類ができます。


そしてそんな中で僕が一番好きなのが・・・、

旧道峠

ここもそんな峠の一つです!

早速レポスタート!!

いかにも内陸らしい雰囲気を持つこの場所。

岐阜県不破郡垂井町(ふわぐんたるいちょう)

岐阜県南西部に位置する、山深いこの地域の中では比較的平野の多い地域です。


垂井町と言えば個人的には「垂井式アクセント」というのが印象に残っています。

関西弁と東京弁の中間で独立したアクセントの特徴を持つ方言群ということらしいのですが、

何を隠そう我らが敦賀弁もこの「垂井式アクセント」の1つなのです。

妙な仲間意識が芽生えますね。

そしてこの左の道がこれから向かう旧道。

右は現役の主要地方道です。

岐阜県道53号岐阜関ケ原線(ぎふせきがはらせん)


これから探索する区間は2004年まで現役の県道でした。

ちょうど10年物の旧道ということですね。

旧道降格理由はありきたりなやつです。

トンネル開通、まぁ一番多い理由かもなぁ・・・。

これが今回の区間の地図。

超大トンネルが冬季通行止めの狭溢区間をショートカットしている様子がよくわかります。

これはちょっと期待大だな・・・。

探索時期がばれる写真ですが(笑)、こういう明らかに公共のところにこいのぼりが上げられてるって微笑ましいですね。

地域で子どもを育てようという気持ちが見えます。

素晴らしい!

上の写真の2m車幅制限は些か誇張だったのか。

確かに主要地方道としては狭いですが、2mってことはないだろうという道が続いていきます。

しかしここはまだ練習試合。

本番はまだこの先にあるのです。

本番、始まったな!!

この看板が林立する光景はいつみてもテンションが上がります。

東海自然歩道なのかこの道。

ホントよく逢いますね。


そして通行注意系2枚。

これもよく見る類の看板です。

しかしこの奥にもう一つあるものが僕のテンションをさらに上げました!

ヘキサ残ってた!!

あっちゃこっちゃ向いてるけど残ってた!!

10年前の旧道で残っているというのはなかなかに珍しい。

やっぱ残留ヘキサは旧道の華ですね!!

田舎の主要地方道としては今も現役でありかねないレベルの道が続いていきます。

しかし路肩の白線消えたなぁ。

さらに狭くなるということか・・・。

いい光景だねぇ・・・。

こういう長閑な光景が大好きです。

癒されるなぁ・・・。

確かに狭くなってきた・・・。

ここからが本領発揮ということか。

いいだろう、受けて立ってやる!!

こういう道を見ると牛廻越の悪夢を思い出すようになっちゃってる僕がいます。

ある種のトラウマなのかなぁ。

スリルあってこその探索。

今思えば楽しかったですが。

ここは狭い!!

たしかに2m制限は誇張じゃなかったようです。

待避所必要だよね・・・。

ようやく現道の峠にあたるトンネルが見えてきました。

こういう旧道と現道の関係もいい感じですね。

春日野隧道は横にあるけどトンネル見えないんだよなぁ・・・。

梅谷片山トンネル(うめたにかたやまトンネル)

それがこの道を旧道へ貶めた元凶です。

このトンネルに主役を奪われた峠の名、

梅谷越(うめたにごえ)

その全貌は中編へ!!