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この道往けば act2

馬返し隧道

2019.12.15 03:59

オブローディングは時間との闘い

どんなに時間がある探索を心掛けても、必ず最終日の夕暮れには焦っているのがオブローディングというもの。


諦めればどんなに楽だろう。

しかしそれでは後悔が残る。

まぁ言い訳がましいですが、言いたいことは・・・、

やれるだけのことはやってみました(笑)

それではレポ開始!!

いきなり現道トンネル!

旧道を探す時間が無かった・・・。

馬返しトンネル(うまがえしトンネル)

1975年竣工、延長710m。

新トンネルとしては古い部類に入りますね。


ところでなんで写真がこんな斜めからなのか。

まぁわかりますよね。

この正面には・・・、

いきなりのご登場で恐縮です。

馬返し隧道(うまがえしずいどう)

しっかし完璧に封鎖されてるな・・・。

ちなみに場所はこちら。

先の影路隧道からかなり大野市近郊まで下ってきました。

現道のすぐ隣をほぼ平行に貫いています。

現道と旧道の位置関係はこんな感じです。

もうすぐ隣。

親子隧道という言葉がよく似合います。

やや蔦が被ってますが、それでも扁額は見えています。

右書きなのはオシャレかな?

1965年竣工ということは、余裕で左書きの時代のはずですから。


しかし10年しか現役国道じゃなかったのか・・・。

国道158号の初代隧道はいずれも薄命ですね・・・。

しかし猫の子一匹通す気がないなこいつは。

隧道の封鎖に赤い扉ってなんか嫌な雰囲気ですよね。

バイオハザード思い出すよ。

この奥には物凄い近未来的な研究施設が広がってて細菌兵器の研究してるんじゃないか、みたいな・・・。

お化けよりそういう想像しちゃう派です(笑)

今はもう黄昏時。

あまり闇への恐怖心が人より薄いとはいえ、怖いもんは怖い。4


そういえばここ、隙間が無いわけじゃないんですよ。

明り取りのように扉の上部が窓になっているんです。

こうもり用出入り口??

ここからあふれる闇が何とも不気味です。

この扉が最後に空いたのはいつなんでしょうか?

反対側は閉塞してないらしいですが、どうなっているのでしょう。

今日は日没の関係で岐阜側の探索は諦めました。


ちなみに旧馬返し隧道の延長は649m。

踏破できれば過去最長の廃隧道ということになります。

でも写真で見る限りあそこを超えるのは・・・、なかなか厳しそうだぞ・・・。

こうしてみると現役として行けそうですね。

しかしやはりこの完全1車線は岐阜、福井間の最重要交通としては、脆弱すぎることは疑えないでしょう。

10年という短い現役国道区間は予想以上にこの道の利用が多かったということでしょう。

道が重要になったことで現役を退かなければならなくなった。

皮肉なもんですね。

パイオニアの運命か・・・。

そしてこの隧道には旧旧道の存在が確認されています。

これは馨しい旧旧道・・・。

ただここは秋以降じゃないとえらいことになりそうだな。

ここはいわゆる九頭竜峡、険しさ半端ないです。


さて、ポータルのみの紹介になりましたが、ここはいずれ必ず来るのでご安心を!

そうじゃないと僕の気が済まない!!

こうご期待!


以上、馬返し隧道編