石生谷隧道 前編
交通不便地域(こうつうふべんちいき)
公共交通機関を利用したアクセスが難しい地域。
ここで言われる公共交通機関とは鉄道とバスがメイン。
しかしバス運送は今日、よっぽどの場所じゃなければ網羅されています。
バスすらない交通不便地域となるとこのブログでは池河内集落が筆頭でしょうか。
あそこはいいね!
しかし町全域が交通不便と言われた場合、バス交通は除くことが多いです。
鉄道と高速道路、この2つともが無い自治体。
鉄道空白地帯と高速道路空白地帯。
この2つを兼ね合わせる町が福井には2つあるのです。
一つは当ブログ認定、県内峠の聖地。
今立郡池田町(いまだてぐんいけだちょう)
そしてもう一つ、こちらも勝手に認定させていただきたいと思います。
県内廃隧道の聖地
丹生郡越前町
(にゅうぐんえちぜんちょう)
地図をご覧ください!!
この広いとは言い難い町域に9つもの廃隧道を有する越前町。
基本的に隧道の少ない福井県においてこの数は突出しています。
ちなみに限りなく廃に近い現役は省いてますので、実質もっと・・・。
その中でも今回は最も東にある廃隧道にスポットを当てます。
石生谷隧道(いしょうだにずいどう)
さぁそれでは、レポ開始!!
こちらが現役のトンネル。
石生谷トンネル(いしょうだにトンネル)
この道は現役の県道。
越前町内では幹線の一つとなっています。
福井県道104号鯖江織田線(さばえおたせん)
片側1車線の立派な道です。
そしてその手前を曲がる道。
これが旧道です。
パッと見からしゃりおくんは留守番決定。
なにせ・・・、
これだもの。
しかしこれは立ち入り禁止というよりは車両通行止めの遊歩道っぽいですね。
歩いては入れば問題なし!!
2段構えのトラップとはやってくれる!!
しかもこいつは跨ぐとおけつが痛いやつ!!
まぁたぶん人用じゃないですが、人間相手でも十分効果的です。
乗り越えましたとも!!
ガードレール脇が甘い!!
まだ隙があるバリでよかったよ・・・。
しかし悪くない状態!
路面に植樹されてる辺り、廃道の再利用と言ったところでしょうか。
旧道の隣には貯水池がありました。
第2バリの手前からアクセスできるようなので、そのための物なのでしょう。
涼しげでいいね!
こういうのも廃道化処理っていうんだろうか?
ここからじわじわ広がっていきそうだけど・・・。
落石注意の標識が残っていました。
なぜか池の方向いてましたが。
物悲しい光景ですね。
現道に移設しなかったのか・・・。
いい角度!!
普通にしていたら絶対見ることのないこの角度からの風景が大好きなんです!!
手前が廃道っぽいのもポイント高いぞ!!
停止線
そう、この標識は隧道由来のもの。
この標識が必要な状況だからこそ、新トンネルができたのです。
直角カーブ
ここは標識の宝箱や!!
この直角カーブは実はちょっと直角というには足りないのです。
だって本来は・・・。
見えてるんだもん!!
いい雰囲気だなぁ・・・。
荒れ具合が素晴らしい・・・。
しかし・・・、なかなかいかついな!