越前安養寺の謎の穴 後編
なんとも挑戦的な道じゃないか。
前編終盤から完全に沼地と化し、そこになぜかベニヤ板で踏み板が作られています。
これは簡易的な橋と言ってもいいのか?
しかし悲しいかな序盤の踏板はどかされていて、いやおうなしに靴は泥まみれとなります。
なるべく脇に沿っていこう・・・。
ベニヤかと思ったらコンクリブロックも混じってました。
これだけ泥まみれだと滑るか滑らないかでは大きな違いを持つ両者。
ラスト一個がコンクリブロックでよかったよ。
そうこれで最後なんですよ。
ということは見えてないといけないんですよ。
眼前に。
これはあかん地形!!
両側から大量の土砂が道に崩れたであろうことが想像されるこの地形。
もしかしたらそれを誘発させたのは隧道の坑門上部の崩落なのかもしれません。
スプーンで抉られたような窪地地形がそれを如実に物語っています。
開口は絶望的・・・。
でも・・・一縷の望み・・・
おりゃああああああ!!!!
ぷーさんいないだろうな・・・。
まぁこんなけチリンチリンいってれば大丈夫か。
熊笹藪は楽だけどそれが怖いんだよなぁ。
土が見えてきた!!
もうちょい泳ぐぞ!!
崩落からかなり時間が経過しているようですね。
かなり土砂が締まっているので埋戻しの可能性もありますが、こんなとこわざわざ埋め戻さないと思います。
まぁ笹薮が育つと土が締まるので、やはり自然崩落と考えるのが無難でしょう。
しかし穴などみじんも見えない。
完全埋没・・・。
そう結論付けざれるを得ません。
藪の中で天を仰ぐ。
やりきれど報われないこともある。
泥まみれ藪まみれになりながら、踵を返します。
ここにかつてあった隧道を想像しながら、振り返ります。
どうやら僕、相当悔しかったようで。
同じような振り返り写真をいっぱい撮ってました。
隧道までの道筋が良かっただけになぁ・・・。
僕には見える!このような線形が!!
見たかったなぁ・・・。
素掘りだったんだろうなぁ・・・。
悔やんでばかりいても仕方ありません。
ここで一路反対側へ!
ワープ!!!
今回のワープは思ったより時間がかかっております(笑)
現道トンネルないので、尾根越えですから・・・。
尾根をぐるっと回った反対側が現在地。
つまりしゃりおくんの左側に目指す道はあります。
それではどうぞ!!
マジか!!!
おいおいおいおいおいおい、ちょっと待て。
これが道だと??
ふざけんな!!
側溝の右側の平場だろ?
言いたいことは分かる。
だけどそこにあるのはただの激藪だろ!!!
しかしこれが現実・・・。
先ほどのショックから立ち直れていない上に、今日探索したい場所はほかにもあるのです。
この藪をぶちのめすのは秋にとっておいてやらんこともない!!
以上、捨て台詞を吐きつつ・・・
越前安養寺の謎の穴編