熊谷峠 前編
福井にそんな峠あったか?
と言われそうなほど地味な県道峠。
熊谷峠(くまがいとうげ)
それが今回紹介する峠の名前。
平成の大合併によって市境でもなくなりました。
先にばらしてしまうとここはトンネル峠。
県道峠をコンプリートしようだなんて考えるマニア以外ほとんど使う人もいない地味な峠です。
しかしここの峠道は地図で見たら行ってみたくなること請け合い!
道を趣味とする福井県人なら、みんな一度は行ってるんじゃないかというインパクトがあります!
だからこそ、あえて地図は最後にしましょう。
今回はいきなり現地へ!
レポスタート!!
ここが今回のレポのスタート地点。
丹生郡越前町(にゅうぐんえちぜんちょう)
今回はオール越前町探索でした(笑)
そんな旅の締めにふさわしい、越前町に終始する主要地方道が熊谷峠へ至る道。
福井県道4号越前宮崎線(えちぜんみやざきせん)
写真の交差点は福井県道3号との交差点ですが、3号しか案内されていない体たらく。
直進が正解ですよ!!
僕は勝手に、
全国の主要地方道の「都道府県道4号」のなかで、一番ひどい道なんじゃないかと疑っているこの道。
4号ってレギュラー番号だろ・・・。
一桁ナンバーの道のレベルじゃないな・・・。
とはいえ仮にも主要地方道、街中じゃなければ道幅は確保できます!
片側1車線が基本だよね!!
越前町西部に広がる山岳地帯を抜ける県道の中では先ほどの県道3号に次ぐ若い番号を持つ県道4号。
ここまでは立派に主要地方道しています。
交通量は・・・ほとんどないですが・・・。
比較的大きな交差点が現れました。
県道はここを右折します。
そしてここには・・・、
恐れていた(いや待ってたのか)看板が!!
この辺りは熊谷渓谷と呼ばれる急峻な地形となっています。
しかし福井県内では九頭竜渓谷の雷名には勝てませんね。
敦賀の黒河渓谷よりも知名度的には低いかも・・・。
しかし渓谷は渓谷、上流に行けばいくほどその地形の険しさは増していきます。
当然そこにある道もその影響を受けないわけはありません。
幅員狭小!!!
まぁこうなりますよ。
こういう運命ですから。
しかし空が広がってきたのも感じます。
幅員が狭くなったということは谷をだいぶ上り詰めてきたということ。
目指す場所は近そうです。
鬱蒼として来ていい感じの険道状態。
確かにこうなってくると渓谷という言葉も似合いますね。
この辺りは冬季通行止め区間。
冬場閉ざされた状態も見てみたい気がします。
本格的な装備が必要だなぁ・・・。
雪深いのか、アスファルトが大分痛んできていますね。
そこから草も生えて、現道にしてやや廃の空気すら帯びています。
うん、悪くない。
なんか突然道幅が広がったり狭まったりしています。
理由は良くわかりませんが、写真の箇所は理由もはっきりわかりました。
ここには旧道が存在しています。
立ち入り禁止の看板が倒れているので行こうかとも思いましたが・・・、実はこの先の状況を知っている僕としてはその思いはすぐに消えてしまいました。
越前西部2号林道(えちぜんせいぶ2ごうりんどう・レポ未)にぶつかるこの道、接続部の荒れ具合が凄まじいので・・・。
まぁまた来るとしましょう。
旧道が出てきたということは・・・、いよいよ現在の峠の登場ということです。
チラリズム・・・。
熊谷トンネル(くまがいトンネル)
昭和60年竣工、来年30歳ですか。
確かに働き盛りな顔をしています。
そしてこのトンネルを抜けた先。
ここから福井県道4号がその牙を見せる !!