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この道往けば act2

滋賀県道531号藤川春照線 Revenge 分断県道への誘い編

2019.12.15 08:03

時は来た。

あの時、日没に阻まれたやり残しを今こそ完遂するとき。

出来うる限りの事前情報を仕入れ、現地の地図を確認し、あとは現場に行くだけ。

滋賀県道531号藤川春照線
(ふじかわすいじょうせん)

前回探索の詳細はこちらをご覧ください。

あの時やり残したのは当県道で最も進入困難な区間。

点線県道区間

当ブログでは過去に福井県道209号探索なので行っている点線県道レポ。

こいつはピンきりで不通に道が整備されているような点線もあれば、完全廃道状態にある点線もあります。


事前情報では「道はある(あった)」という情報を仕入れている僕としては、後者に近い前者という想定で臨もうかと思います。

まずは点線区間の東側、間違えちゃった現役県道区間からレポを開始します。

それでは行きましょう!!

さてここは前回探索で間違えた元凶となった市道。

ここをあの日は左に曲がりました。

しかし本来はもう一つ早い段階で左折しなければならなかったのです。

今回はあえて間違えていたルートから正しい県道に入りなおして、そこをスタート地点としたいと思います。

いきなり醸してるな!!

誰もこいつが県道だとは思うまい。

百井別れよろしくの鋭角指定されている県道531号。

勾配もかなりのもんです。

昔はヘアピンだったのかな・・・?

上りだからそこまで思いませんが、これ下りなら相当怖いだろ。

苔の生えた路面、ギリギリの幅員。

あの時間違えてよかったかも(笑)

お、いよいよ普通の県道になってきたか。

カーブ一つ分くらいの険道区間。

しかしこれはこれで強烈でした。

普通の感覚狂ってきたかも・・・

これは・・・普通?

まぁ車で走れますから。

古い県道筋には付き物ですね。

八阪神社(やさかじんじゃ)

もともと北国脇往還(ほっこくわきおうかん)の一部として栄えたこの辺り。

この県道の起終点である藤川、春照、両集落も宿場町として栄えた歴史があります。

まぁ歴史解説は置いといて・・・。

ここからがいよいよ本番だ。

ここを左に曲がるのが県道。

ヘキサも何もない非常にややこしい交差点なので注意が必要です。

この先で僕を待ち受けるのは・・・、

先ほどの市道!

つまりこの県道を十字に突っ切る道こそが本来の県道指定ということになります。

植林されたと思しき木々にわずかな隙間がありますね。

道はあるということか・・・。

相手にとって不足無し!!

古いカーナビだとこの道を県道として表示しているものもあるという情報がありましたが・・・。

距離優先とかししてこの道に連れてこられたらとりあえずキレるな。


とりあえず簡易なゲートにケーブル。

事前情報通りの現状です。

轍があるということは完全に死んだ道ではないということ。

パイロット道路してまだ希望は捨てていないぞ!

地図にない分岐が現れました。

こういうのは経験則と地図読みで対応します。

右に折れるには早すぎるな。

ここは直進が正解とみた!!

道路わきには石垣が・・・。

ここもしかして北国脇往還の現在の姿なのか・・・?

線形として十分あり得ますが・・・。

正直拍子抜けするほどよくできた道。

しゃりお君で迷い込んだら若干ちびる程度の道が続いています。


ウツロギ峠と同レベルかな?

いやいや、先はまだ長い。

油断は禁物です。

しかし鬱蒼としてます。

坂浅広域農道からそれほど離れたわけではありません。

それでも一歩は入ればそこは森の世界。

雨の森、独特の不安感が付きまといます。

・・・嫌いじゃありません・・・。


しかしここは分断県道。

このまま穏やかに終わるはずがない!!

続!!