0から始める演劇ワークショップ(5)
【講師プロフィール】
長谷川直輝 青年芸術家協会理事 日本演出者協会会員 『YADORIGIPRO』代表- 演出家、劇作家、シナリオライター。
やった内容
1)参加者の簡単な自己紹介
・自己紹介が苦手な人が多い中^^
・嘘の自己紹介(先生のテーマに合わせて趣味を紹介する)
*演劇は自分とは違うキャラクターを演じるから嘘つきになることがポイント!!
「自分の状態に嘘を付けて新しいキャラクターを作るっていく、それを極めていくとそれが作品に変わり。それが演劇になっていく」
(W)顔見せ
最初にどういう人なのか顔を見合わせて自己紹介をしていく
顔合わせの後は、(W)本読み
本を読み、実際に世界観を理解していく。
2)リセット / フラットに
演劇に入る前の準備運動。
今回は、割愛しておりました 前回のイベント → 2)リセット / フラット
声の出し方
・1回目 低いところから徐々に上げていく(先生のお手本)
*リセット / フラットにする
・あくびをすることでリラックスした状態にする。
・2回目 低いところから徐々に上げていく
(1回目の声出しと少し出しやすくなる)
・3回目 お腹に空気を入れてから胸を響かせて声を出す。
・舞台や声を出す時は、お腹から声を出す。
あくび=喉を解放する=リラックスをする
・クールダウン
肩の力を抜いて、頭の力を抜いて、体の力(脱力)
3)台本
今回はこの0から始める演劇ワークショップの書き下ろし作品「Siiro」(死色)を行いました。
・本読み(キャラクター名を言い、セリフを読む)
「読み合わせ、台本を渡されてやることは、一度読み合わせを行います。」
4)休憩(5分)
5)ミザンス (舞台上における役者の立ち位置)
キャラクターにストーリーを肉付けをして内容を深めていく。
少ししたところで役に演出して内容を深める。
・キャラクターの理解を深める
自分の経験および他者理解をこちらのワークショップに繋がるものとなるように書き下ろして頂きました。現代の社会問題なども含め、キャラクターの理解をより自分の経験から呼び起こすものとなる作業です。
・観客に投げかける
演劇において、観客は見てもらう参加してもらう。観客に向けて意識を持って声を出すことが大事になる作業です。
・相手に投げかける
一人だけのお芝居ではないためセリフが誰に対して向けられたものなのかも意識することが観客により感情移入しやすくなります。このセリフは誰に向けての言葉なのかそのキャラクターなのか観客なのか。そのベクトルがどのように捉えられるかによっても演劇の幅が生まれて来たり現実にあることだと錯覚されるので文章の理解を行う作業で、演劇の醍醐味です。
6)用語の確認
ミザンス
役者の立ち位置。動きを決める際にも用いられることが多いが、正式には役者に限らず舞台セットなども含めた全体での配置の事を示す。
7)殺陣
擬刀 / アニメやキャラクターなどの現場も増えてきている。
殺陣は、日本刀や刀だけではなく、銃や弓、斧、槍、など様々
ただセリフを投げることがお芝居ではなく、道具なども入って来ます。
8)恒例の時間が来るまで、「喜」についての演技稽古
ワークショップへの参加
Point
・待っている間にキャラクター(役)を深める
・観客に伝えられる声を出す(意識だけでも気を配ることが大事)
・声が聞こえる届けるを意識し、観客に見えるように演じる(エンターテイメント)
スタッフコラム
今回は、年内最後の「0から始まる演劇ワークショップ」でした。
参加者の中に海外の方も来られたりとグローバルなことにもなりましたが作品は、このワークショップ用に書き下ろして頂いたものとなります。
前回よりも新規の方がどんどん増えて参りました。
他者理解の内容もより含まれたものになっているので少し理解をするには難しい内容ではあったのかなとも思いますが、世間での社会問題近代の社会問題などが男性キャラクターや女性キャラクターになったものとなっておりました。
役柄のより理解(他者理解)に考えるようになるワークショップに繋がるのかな?
もっとフランクな感じのものもプログラムによっては変えていけたらいいなと思います。
ゼロから始めるワークショップ 若者支援事業としての他者理解および多様性の時代。
キャラクターを通して理解を深めていく機会が増えてきていけるといいのかなと思いました。
実際に殺陣を行うのは、初めての方でも まだ感覚が掴めない人でも実際にやってみる。挑戦してみることって大事だと思いました。
アンケート回収
ブックカフェ放送局にて
豊島区のブックカフェの新しい試みとなった演劇ワークショップ、今回の作品を書き下ろして頂きました。今回の講師をしていただいている長谷川さんもついに出て頂きました。
ありがとうございます。
また新規の方もドシドシとお待ちしておりますし、常連の方も是非お待ちしております。
今回のご参加ありがとうございました!
今回のお客様の声がとても貴重なものです。
楽しかったという声、こうしたほうがいいという声をありがたく次回に繋げられるよういたします。
次回は2020年1月11日(日)
0から始める演劇ワークショップ
みらい館大明ブックカフェからのお知らせ
池袋みらい国際映画祭 2020/1/26
豊島区若者支援事業の一環で、10代から20代の映像作家の卵を支援することを目的に、2017年1月、第1回を実施しました。
会場は撮影場所としても使われている小学校の閉校施設『みらい館大明』。
タイトルの『国際』は、映画祭に関わった若者たちが将来(みらい)、日本から世界へ羽ばたいていけることを願って命名しました。