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この道往けば act2

月出峠 後編

2019.12.15 11:11

中編の最後。

見覚えのあるゲートですが、こちら側からの写真は初ですね。

ここで一方通行規制は解除され、片側1車線が復活します。


ご存知の方は分かるでしょう。

ここに来てあれは無視できません。

左向け!左!!

湖北隧道

・・・の様子がおかしい!!

ついに来たか・・・!!

この通行止めが解除される日は来るのでしょうか?

現在の湖北隧道の立ち位置は市道。

このまま廃隧道化、立地的には人工的に閉塞させることも考えられるでしょう。

こちらが前回探索時の湖北隧道の姿。

あまり大きな変化は見られませんが昭和9年竣工の隧道。

何らかの問題が起きていても何の不思議もありません。


モルタルの剥落ということは内部の補修が済めば開通できるはずですが・・・。

今後また見に行かなければなりませんね・・・。

いつか再び通れることを信じて・・・。

取り敢えず先を急ぎましょう・・・。

そして実はもう一つ重要なポイントがこの地点にはあります。

この場所はかつてここが有料道路だった頃、料金所が置かれていた場所。

ここから尾根沿いに道は登っていきます。

そして塩津方面も国道303号城山トンネルが貫通する城山から続く山塊へ登り始めます。


ということはここは鞍部。

そう、峠とは上り詰めてたどり着くとは限らない。

撮影時は第1候補を峠と思っていたので、ここに関しては全くのノータッチでした。

しかし今となってはこちらの方が有力。

それも8割がた当たりでしょう。


つまり何が言いたいか。

月出峠は湖北隧道の直上に存在した。

そう結論付けることができるのです。

そう考えると先ほどのこの看板がやたら湖畔の月出集落を推していたのかも合点がいきます。

現在でこそ塩津港から湖畔を回り込まなければたどり着けない月出集落ですが、かつては月出峠道を使って、長原方面へアクセスできていたと考えられるのです。

今ではその峠道は風化しているのでしょう。

いつか辿ってみたいなぁ。

再び尾根に沿って登り始める県道。

青山峠も同じ、尾根を辿って峠に至るパターンでした。

観光道路はこういうパターンも多いんですねぇ。

先ほどよりも山のイメージが強い塩津側。

しかし林相が人の手が入っている感じがします。

里山の雰囲気ですね。

塩津の街並みが見えてきました。

こうなってくると旅の残りが少ないことがわかります。

最後の最後まで勾配は穏やかな県道512号。

こちらから奥琵琶湖バークウェイに入れないこともあり、対向車は少ないです。

抜けた!!

ここまでが広義における月出峠の峠道(尾根道)。

一方通行の自主規制もここから始まっています。

こちらが去年の写真。

この時点では一方通行規制は電光掲示板だけだったようですね。

しかしそりゃ対向車こないよね。

こんなけアピールされてなお突っ込むのは、僕らくらいのもんだよ。

塩津の集落道路となっている終点付近。

この辺りは昔からある道なんだろうということが窺える線形ですね。

グネグネです。

そして国道303号にぶつかって県道512号は終点となります。

ここは国道8号との交点にも近く、アクセスは容易です。

国道303号側から見るとこんな感じに見えています。

横断歩道の手前を左に入るのが県道512号、まぁこっちから入っても湖北隧道が使えない以上、奥琵琶湖パークウェイ区間には入れないんですが・・・。


月出峠の位置は候補1,2どちらかなのは確実でしょう。

僕としては候補2がかなり有力です。

皆さんはどう思われるでしょうか?

机上調査は今後続けていきます!


以上、月出峠編