旧国道8号第12弾 河野区間 前編
やってきました!
旧国道8号シリーズ!!
これまで取り上げてきた、敦賀と越前を結ぶ旧道群の中で最後の区間。
具体的に言えば、敦賀市内から春日野隧道までの一連の流れの中で最後まで空白区間1として存在していた区間を今回レポします。
河野区間
旧南条郡河野村(なんじょうぐんこうのむら)
2005年に同郡南条町、今庄町と合併し南越前町の一部となった自治体です。
南越前町の海岸部は全て旧河野村村域にあたり、国道8号の海区間と山区間を分けるのもこの地域です。
大谷隧道群編と赤萩防災編の間にあたるこの区間には何があるのか?
なにはともあれ・・・、レポスタート!
ここは河野区間の北側端部。
あのカーブを曲がるとそこに新桜橋が控えています。
今回のレポのスタート地点。
それは越前海岸まで続く直線的な登坂車線の区間の旧道という位置づけになります。
このガードレール外の路肩。
怪しすぎるやろ!!
誘ってやがるな・・・。
少しずつ、路肩から道だったころの面影を覗かせていく道。
こうなってくると先が楽しみになってきますね。
誰しもみんなそうです。
外で着飾っても自分ちに入れば案外だらけているもの。
見えなくなったら、旧道全開じゃないか!!
完全に道であったことがわかる姿に変貌しました。
この区間は僕も走ったことがあります。
確か4年前に線形改良工事が行われていたので、廃道化してからの日は浅い。
よく道の姿をとどめています。
とはいえあくまでここはもう法的には道ではない。
蓋無しの側溝が大手を振って横切っています。
まぁこれだけ目立つとトラップともいえませんが。
いい状態の旧道です。
壁1枚を隔てているだけの新旧道。
しかしそこに生と死の明確な境目が存在しています。
この緑に飲み込まれつつある姿が堪りません。
振り返ればこんな感じ。
道幅は元から狭かったわけではなく、緑の浸食を受けて狭まったものです。
この辺りの植物はやたら元気だなぁ・・・
標識設置には最適なスペース!
こりゃ見やすいわ。
旧道もこんな使われ方なら文句ないでしょう。
ここは下り坂からカーブに続く、事故が起きやすいエリアです。
これは必要でしょうね。
ジワジワ現道に食い取られてきた!!
こりゃ旧道の余命はあとわずかか・・・。
前方ではススキが道を塞いでいるのが見えますね。
いよいよ残りわずか・・・。
しかし振り返るには・・・。